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<7500系 「パノラマカー」>

(撮影:7503F 「準急/知立」  豊明〜富士松  2005/2/20)
【解説】

 7000系の改良型として昭和38年に登場しました。定速度制御(現在は撤去)・回生ブレーキなどを装備し、性能的には7000系を大きく上回っていました。外観は7000系とほぼ同じですが、運転室がやや出っ張っていたり、床面の高さが低いなど細部が異なっていました。車内も7000系と基本的に同じで、座席は転換クロスシートが基本で扉付近はロングシートとなっていました。
 1次〜6次車までが製造されましたが、1992年に特別保全工事を行った1次・2次車の一部が晩年も残りました。この改造工事は室内化粧版の張り替え、側面電動行先表示機の設置等です。3次車〜6次車は保全工事が行われず早期に廃車となり、一部機器は1000系増備車である1030系・1230系などに流用されました。一時7両編成(6M1T)や、中間運転台を設け3両+3両に分割できた時代もありましたが、晩年は全車6両編成に戻されています。しかし、特別保全工事から10年以上が経ち老朽化の著しいことや、床面の高さが低くバリアフリーの観点から問題もあるので、順次新型の3150系・3300系に置き換えられ、2005年8月で定期運用から離脱しました。

【運用】

 2005年1月のダイヤ改正までは、7000系6両編成と共通運用で本線や犬山線・常滑線の急行列車に使用されていましたが、ダイヤ改正からは単独運用となり運用が激減しました。その後、同年8月までは細々と運用されていましたが、3300系(4両編成)2次車4本の導入により、引退しました。

(撮影:7503F 「普通/犬山」(後追い)  新安城〜宇頭  2005/4/24)

(撮影:7503F 「普通/河和」  西可児〜善師野  2005/1/23)

(撮影:7513F 「急行/豊川稲荷」  新安城〜宇頭  2004/12/11)

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