<モ750形 路面電車> |
(撮影:モ754他 「普通/黒野」 谷汲駅 2001/9/15) |
【解説】
モ750形は昭和2年、旧名古屋鉄道のデセホ750形として10両が製造されましたが、モ700形とは車輪径が異なっていました。当時は柳橋−押切町間を名古屋市電の路線に乗入れるため、中央にパンタグラフ、両端にトロリーポールを装備していました。また、鵜沼から蒸気機関車に牽引されて国鉄高山本線に乗入れも行われていました。本線が昇圧されると広見線系統、瀬戸線へ移って活躍し、瀬戸線昇圧後は揖斐・谷汲線に転用されていました。モ750形は両運転台の車両として残っていたのでワンマン化され運行されてました。モ751・モ754・モ755の3両が最後まで残っており、モ755号は平成14年から旧谷汲駅に保存されています。 |
【運用】
晩年は揖斐・谷汲線の主力として単行ワンマン列車で使用されてました。平成13年9月30日、谷汲線(黒野〜谷汲)・揖斐線(黒野〜本揖斐)の廃止を最後に活躍を終えました。 |