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<キハ8500系 「北アルプス」>
(撮影:キハ8500系 「特急/北アルプス」 高山駅 2001/8/30)
【解説】
先代高山線直通特急「北アルプス」用キハ8000系・8200系の後継車として、JR東海のキハ85系に準じた仕様とした車両がキハ8500系で、平成3年に登場しました。キハ85系と同様にカミンズ社製のエンジン(350馬力)を1両に2台搭載して、最高速度を120km/h対応として走行性能を大幅にアップしたほか、回転リクライニングシートの採用や、渓谷美を楽しめるよう側面窓を大型化するなど、サービス面も大きく改善されています。側窓高さを床面上870mmと下げて肘掛けの高さに合わせ、下方の視野を良くしています。また、カーテンを閉めても外の景色が見える、スパッタミラーカーテンを採用しています。床も二重構造としてエンジン音をシャットアウトし、外気を活性炭フィルターを通して導入しているので、ディーゼル車特有の油煙の臭いもしません。
【運用】
2001年9月30日までJR高山線直通特急「北アルプス」号として新名古屋〜高山間を1日1往復運転しており、高山線内ではJR東海のキハ85系「ワイドビューひだ」との併結運転も実施されていました。通常は3両編成で運転されていたが、多客期には4.5両に増結されました。「北アルプス」が廃止になってからは会津鉄道にわたり,快速「AIZUマウントエクスプレス」・「アルペンライナー」(鬼怒川温泉〜会津田島〜会津若松)として運転されています。多客期はJR磐越西線に乗り入れ、喜多方まで運転されています。
(撮影:キハ8500系車内 2001/8/30)
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