このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<モ870形 路面電車>

(撮影:876F 「ワンマン普通/岐阜」 関駅 2005/3/13)
【解説】

 昭和40年に札幌市電がA830形として製造した連接車で、昭和51年に美濃町線用として名鉄に転属してきました。正面・側面とも大きな窓を採用したヨーロピアンスタイルが特徴で、札幌市電時代の昭和41年にローレル賞を受賞しています。転入にあたり側窓を開閉可能にしています。車内はオールロングシートです。冷房装置がついておらず、複電圧車でもなく、老朽化が進んでいるなどの理由で、昭和63年に1編成が廃車されました。しかし、残る2編成は平成9年にクーラーの取り付け及び扉等の改造がされ、平成12年にはワンマンカー及び複電圧への改造工事が行われました。
【運用】

 晩年は、2両組成×2本が在籍しており、収容力の大きさを生かして、美濃町線(名鉄岐阜〜新関・関)を中心に運用されていましたが、平成17年3月31日で路面電車が廃止となったため、廃車解体となりました。
なお、平成18年3月にモ870の先頭部が旧美濃駅に保存されました。

(撮影:876F 連接台車 名鉄岐阜駅 2005/3/13)

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