このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<8800系 「パノラマDX」>


(撮影:8807F 「2005迎春号」  豊明〜富士松  2005/1/2)

【解説】

 8800系は、昭和59年に日本で初めてのハイデッカー前面展望車として2編成が登場しました。「パノラマDX」の愛称を持ち、デビュー当時は犬山〜南知多間の観光特急として活躍しました。2・4・6人用個 室などの豪華な接客設備が売りもので、昭和60年にはブルーリボン賞を受賞しました。当時は名鉄唯一の白を基本とした車体で話題を呼び、昭和62年に展望室の座席数を1列増やし、窓にワイパーを追加した2次車2編成が登場しました。1次車・2次車とも2両編成で登場し、平成元年に中間車(モーターなし車)が増備され3両編成になりました。この際に、モーターの出力を75kwから90kwに上げています。
 8800系使用のDX特急は座席指定券が他の特急より高く設定されていました。1000系パノラマスーパーの登場でデラックス観も薄れ利用が低迷していたので、平成4年から4編成のうち3編成が中間車を一般の回転リクライニングシートに改造、4人用の完全個室も対座の6人掛けに変更し、一般の特急と料金を同額としました。

 2005年1月には、廃止が迫ったため団体用の8807Fを除く3編成が「ラストメモリー号」として各編成に異なるヘッドマークをつけて運転されました。
【運用】

 
晩年は、主に津島線〜西尾線系統の定期特急に運用されていました。4編成のうち改造を受けていない1編成(8807F)は団体貸切用として活躍していました。しかし、2005年1月のダイヤ改正で新型特急2000系の登場、津島線〜西尾線系統特急の区間短縮により余剰となり、運用を外れました。


(撮影:8801F 「特急/佐屋」  富士松〜豊明  2004/12/11)


(撮影:8803F 「ラストメモリー号」  鎌谷〜上横須賀  2005/1/16)


(撮影:8805F 「ラストメモリー号」  富士松〜豊明  2005/1/16)


(撮影:8807F 「団体/豊川稲荷」  土橋〜竹村  2005/1/22)

トップページに戻る 名鉄の車両のページに戻る

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください