<モ880形 路面電車> |
(撮影:887F 「普通/関」
上芥見〜白金
2005/3/21) |
【解説】
美濃町線の近代化の切り札として昭和55年8月に登場した名鉄版の軽快電車です。全長20mで2両1組の連接車で、800形・870形・モ600形と同じく新岐阜まで乗り入れるため、600Vと1500V対応の複電圧車となっています。正面の大型ガラスなど斬新なデザインが特徴で、美濃町線のイメージアップに大きく貢献しました。
車内は、オールロングシートでFRP製の台座に円形の座布団のようなものが1人分ずつある独特なタイプの座席です。当初は、冷房が設備されていませんでしたが、サービス向上のために平成5年に全車冷房改造が実施されています。なお、この冷房は1500V区間では動作しません。 |
【運用】
平成17年3月まで、2両組成×5本=10両が在籍しており、美濃町線「名鉄岐阜〜新関・関」のワンマン列車を中心に使用されていましたが、平成17年3月31日で路面電車が廃止となったため、その後は福井鉄道に渡りました。 |
(撮影:887F 「普通/岐阜」
小屋名〜白金
2005/3/21) |