このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
2017年に入ったらエンジンのオーバーホールを考えていた. 1月に入り,分解前にカウルをはずしてコイン洗車(水が噴出すガンを自分で持つタイプ)で洗浄. その直後にトラブル発生.帰り道でウィンカーのインジケータがやけに暗くてその後エンスト. 押掛けしてもかからない,近所の整備屋さんに手伝ってもらってもエンジン始動できない. 初経験の牽引で坂を上り,その後惰性で家に戻りいろいろいじって見る.手始めにスタータマグネチックスイッチを新品に交換. 翌日,昨日いじったカプラー類のチェック,フューズのチェック,バッテリー液のチェック.車から充電したところエンジン始動. この時点で復活したと思って買出し含めて試走.ところが10kmほど走って交差点でウィンカー出したところエンスト. 坂を利用して押掛けして,発電機能が喪失していることを認識.昼なのでライトを消して回転高めでどうにか戻る. かろうじて弱々しく発電しているらしく,ぎりぎり点火できているようだが,ブレーキランプの電力でも点火不安定になっている模様. ヘロヘロで家に戻る. そこからのトラブルシューティング. レギュレータを交換して見る・・・しばらくするとエンジン止まる. 回転を上げているとフューズが切れる. 電圧を測ろうとしたが,テスターが壊れていた.(電池換えても復活しなかった) デジタルテスタはこんな時に何の役にも立たないことを経験, アマゾンで日本製ブランドのアナログテスタを購入. 入手したテスタで改めてトラブルシューティング.発電機のコイルの抵抗値が不良,コイル部分が壊れていることがほぼ確定. 部品入手の画策が始まる・・・. | ||||
なぜかタイミング良く,発電機コイル部分の新品を買う程度の値段でエンジンが出品されていた. 迷うことなく落札,品物が届く.即座に発電機とウォータポンプののカバーを取り外してチェック. 発電機の抵抗値は正常,見込みあり! 写真で見ていただけるようにウォータポンプの中は茶色,錆び色.水の系統は全滅なジャンクエンジン. ヘッドカバーの内側のオイル部分はきれいで,カムを再利用したくなるレベル. | ||||
一方,自分のCBRからはコイルを取り外すための作業を推進. 発電機のローター側は特に難しくなく取り出せた. | ||||
見たことの無かったローターの裏側. この形がエンジンから回されることで磁界の変化を起こして発電する仕組みらしい. ブラシレスの発電機で,界磁側もレギュレータから給電するタイプ,コイルから5本の線が出ている. | ||||
同様に部品取りエンジンのローターを外しにかかるがびくとも動かない. 叩いても動かない,スライディングハンマで引っ掛けて出そうと思ったがかかる場所が無い, プーラの爪を無理やりかけた冷却フィンは無残な姿になっていまった. このまま叩いてコイル部分を損傷すると本当に大馬鹿野郎なので作業休止,アイデア出し. 他の事をしている間にアイデアが脳内に降りてきた.どうせ壊してしまったのでプーラで引き出す. 引き出す手がかりに穴を開けてM6タップを立ててネジ穴を作る. | ||||
実際には叩いた時とねじ穴加工の間は数日が経過. 穴とタップも無事に作業が出来て(焼入れ鋼でない部品だったのが幸い),ウォータポンプの長ボルトをねじ込む. プーラを組み合わせて力をかけるとロータが動き出し,気持ちが高ぶる. 錆で固着していたロータの取り外しに成功してついに発電機コイルをゲット. | ||||
コイルを取り付け,カバーのベアリングをホットプレート焼きバメして組み立て. 車と接続してエンジン始動,テスタで電圧を測定してうれしい復活の確認. 事態の発生から約3週間を要してしまい,2017年のエンジンオーバーホールの気持ちは萎えたが, 復活見通しが無い中でエンジン分解をする精神力は持ち合わせていなかったのでした. | ||||
それからしばし,タイヤ交換などを経て節目に到達. 翌週にするとタイミングが微妙なので,天気を見ながら決行,到達. いつもの節目写真. 後姿・・・ カウルの装着はサボったまま. 地震で割れたカウルからの脱却を企んでいる模様. 17 Sep. 2017 前の節目 次の節目 CBR750トップ ツーリング日記 ホーム |
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