このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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おきらく研究室:レイアウトと車両のページ
鉄道模型のゲージ・縮尺
1.縮尺と軌間
縮尺と軌間との関係をまとめたのが下の図です.
ちょっとややこしい話をしますと、Nゲージとは,9mmの線路を使う1/150あたりの模型の総称で「線路の巾」のことです.
一方,HOというのは1/87の「縮尺」のことです.ですから,「HOナロー」(1/87、9mmが多い)という呼称もあります.
16番というのは16.5mmの「線路の巾」のことで、1/76(OO:ダブルオー図にはありませんが)〜1/87縮尺のことだったのです.実際には1/80・16.5mmのことを指すことが多く, これを「Jスケール」と呼ぶ雑誌もあります.「線路の巾」「縮尺」で整理すると下の表のようになります.
線路の巾を表す標記 | N |
縮尺を表す標記 | HO,O,S,TT |
線路と縮尺との組み合わせを表す標記 | J |
その他 | 16番 |
注)16番には,欧米形HO(1/87,16.5mm)や英国型OO(1/76,16.5mm)を含みますが,
ここでは,日本型(1/80〜1/87,16.5mm)のみを16番としました.
2.トゥルースケール
16番(いわゆるHO)は,実物換算だと京王線の1320mmぐらいになります(KOスケールと呼んだらいかがでしょう?).
ですので,車体幅が小さい車両(特に蒸気機関車)ではデフォルメが必要になります.
そこで,正確に作ろうとすると縮尺と線路の巾とが整合していることが必要です.整合している縮尺・ゲージを「トゥルースケール」とか「ファインスケール」と呼ぶことがあります.
トゥルースケールには二つのアプローチがあります.
手段1) 線路の巾に合わせて縮尺を決める:Sn3-1/2
手段2) 縮尺に合わせて縮尺を決める:13mmゲージ
12mmゲージは,上の手段2)と同じなのですが,車体は(本来の)HOである1/87縮尺です.
Njとは泰芽鉄道さん(相互リンクさせていただいています)や私こと「はいで」が呼んでいるもので縮尺1/150,軌間6.5mm です.Nゲージベースの手段2)です.
つまり,縮尺1/150だと軌間は7mmになります.しかし,7mm幅の線路は発売されてないので,
Zゲージの6.5mmの線路で代用したものです.
3.画像例
手持ちの車両(まともなものがなくて申し訳ありません)を並べた画像をお示しします.
左からSn3-1/2(レストア中の大井川DD20),16番(C56),12mm(C56),N(C56),Nj(キワ90)です.
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