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鉄道模型おきらく研究室:レイアウトと列車のページ

国鉄湖尻線おきらく建設記

はじめに

「ヴィジュアル系手放し運転派」などと訳のわからないことをうそぶき,国鉄・JR派手な列車ばかり運転している私ですが,国鉄ローカル線と蒸気機関車が大好きなんです.蒸気機関車は特にC56がお気に入りで珊瑚のC56を製作中です.このC56を走らせるための舞台として簡潔・簡便なレイアウトを建設しようと思います.レイアウトを初めて製作される方のご参考になるかと思い,ご紹介させて頂きます.

基本方針は以下の3点です.

1)小スペース→立てかけ収納
  →軽量かつ突起物なし→発泡スチロール構造体→R付の線路を使用
                →樹木・ストラクチャーなし→箱根の湖尻付近をモチーフに.
2)製作が簡単→レイアウトを見る方向を決めて,反対側は作らない.
3)手放し運転が楽しめる→エンドレス→ポイントなし.

とても雑誌に掲載されるようなレベルのモノにはなりそうもありませんが,フロアーレイアウトよりは良いだろうと考えました.
上記構想を図にまとめたものが図1です.

図1 計画図


さて,このレイアウト,どうなりますか.
なお,製作法の資料として「日本と世界の鉄道模型カタログ’98」成美堂出版編の「HOレイアウトを1週間で作る」を参考にしています.


作業編

'04/10/11  (実働15分)

スタイロフォーム(1820mm×910mm×50mm)に線路を置いてイメージを確認します.線路はR380の基本曲線部にR540の緩和曲線(30°)を設置し,直線部は500mmです.メーカーは篠原(BEMO)です.

さて,このサイズですが製作や家の中の移動に大変そうです.頭の中のイメージよりもずいぶんと大きく感じられました.
そこで直線(500mm)をやめたのがこのパターンです.R380→R540→R380と半径が変化しても脱線しないのならこのプランも良さそうです.

どちらのプランにするべきでしょうか?
う〜ん,困った.ゆっくり考えます.今週はここまで.
'04/10/16  (実働30分)

1週間悩んだあげく,このプランが気に入りました.
下回りだけで走行テストです.R380を難なく走ります.
一安心です.
切断線のケガキです.
内側の山のケガキです.線路を定規にして適宜ずらしながらケガキました.今日はここまでです.
'04/10/17   (実働90分)

フィーダー線のハンダ付けです.プラが溶けないように注意が必要です.
ハンダ付け
ベースを切断します.発泡スチロール用カッターを使ってみました.
まずまずの使いやすさです.
ベース切断
何かと便利なので,線路の周囲を今のうちに地面の色に塗っておきます.線路周りの着色
線路を接着します.
'05/4/29   (実働60分)

岡の部分を切り出します.
岡の切り出し
斜面を作ります.岡の斜面作り
ワイヤーブラシで仕上げます.指より左側が仕上げ前,右側が仕上げ後です.岡の斜面の仕上げ
'05/4/29   (実働180分)

枕木を塗装しました.一本ずつ塗ったので時間がかかりました.もっと短時間で済むように大胆に塗ればよかったと思います.
枕木の着色
'05/5/03  (実働約6時間)

バラストを撒きました.TOMIXのNゲージ用のものを使いました.
なお,レール側面も塗装してあります.また,枕木の色が気に入らないので何回か重ね塗りしましたが今一歩です.
バラスト
'05/5/04  (実働約1時間)

下地塗装です.KATOのアンダーコートを希釈して筆塗りしました.スタイロフォームの端面の荒れ方はなかなか良い雰囲気です.パウダーを撒かなくてもいいかな〜と悪魔が囁きます.
下塗り中
05/5/04  (実働約2時間)

パウダーの散布です.パウダーは,TOMIXのライトグリーンとウッドランドのコースターフのブレンドを使います.右に見えるふるいを使って撒いています.
パウダーの散布
パウダー散布後の全景です.
岡とベースとの間にもパウダーを詰め込んで固めたつもりですが,乾いてくると隙間ができてしまいました.
手前の,コーナー部は処理をどうするか思案中です.
この後の工程は,パウダーが薄い部分の処理や線路の汚れ落とし,通電チェックですので,ここで一区切りにして,仕掛中のC56を進めることにします.
パウダー散布後

当初の計画実際
スペース1820mm×920mm
線路R380(基本曲線)     固定線路
R540(緩和曲線 30°) 固定線路
直線500mm       フレキシブル線路

すべて篠原製
R380(基本曲線)     固定線路
R540(緩和曲線 30°) 固定線路

すべて篠原製
レイアウトベーススタイロフォーム50mm厚スタイロフォーム50mm厚


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