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鉄道模型おきらく研究室:レイアウトと列車のページ


初心者マーク Nゲージレイアウト作成記(うの鉄道)(その後)
by gyan 様
2006/8/21 ご投稿
2006/8/21 ご投稿
トレインスコープによる動画はこちら

以前投稿させていただいた、うの鉄道のその後です。

レイアウトの端や、R216と本線の間の空き地の処理をどうするとか、R216の線に駅(ホーム)が無いなど、細部に手を入れたいところが残っていますが、大枠としてはとりあえずほぼ完成かなと思っています。
現在の状態の空撮です。前回の投稿時から線路の配置は変わっていませんが、以下の変更を行っています(順不同)。
・R216円軌道の壁になっていたWX310下の部分を削り、通過可能車種を拡大。
・R216円軌道の2箇所にトンネルを作成。トンネル上に山を延長。
・地上駅先端付近の海面を広げ、橋脚1本を海上に出した。海部分のクリアラッカーをはがし更にスタイリフォームを少し削り、四方を緑色に塗装した木板を貼り付け、津川洋行の水の素を流し込んだ。
・底面強化のため、片面グレー塗装済みベニア板を貼り付け。
・海上に出ている高架部分とその橋脚をオフホワイトで塗装。
・海上高架部分に、吊り橋風の飾りをつけた。
・地上駅(うの駅と命名)のホームの塗装、先端部曲線を紙粘土で作成。
・地上駅近辺のポイントのコードをグレーに塗装し、3mm幅両面テープにてユニトラック道床に貼り付けて後方に逃がす処理を実施。
・山側の駅(山中駅と命名)をTOMIXの対向式ホームセットに変更、塗装。
・高架周回の、R216トンネル脇にトンネルを作成。最外周との間は断崖風とした。
・ストラクチャーの追加。TOMIX 商店セット、近郊住宅
・道路の配置を張替え。
・駅前広場にシンボルツリーとして、KATO(NOCH)の桃の木(岡山県の県花とのこと)を植樹。
高架周回のトンネル作成前の時点の全景です。単行1編成を含む4編成を配置可能で3編成を運転可能な状態を表現しています。(実際は止めて撮影)

下の白い物は60cm角の、ガススプリング式で高さ調節可能なテーブルで、この上にレイアウトを載せることで、好みの角度で鑑賞しやすくなります。これが底面にベニヤ板を貼り付けた狙いのひとつです。
同じ列車配置を、角度を変えて見たところ。
まだ完全には整理できていませんが、地上駅のポイント制御用コードを後ろに回したことで、電源とポイントのコードの出口を一面にそろえています。

ちなみにR216には箱根登山鉄道モハ2を配置していますが、形状は(塗色はともかくとして)下津井電鉄の車両よりもむしろ玉野市営電鉄モハ102に近いことが分かりました。
R216での115系の通過再試験です。TOMIXのホームページにて115系はミニカーブレール対応車種と記載があったため再度確認したところ、動作音はR216も他も変わらずOKであることが確認できました。
なお、20系の編成は、カプラーの関係で前後の車両の妻面同士がぶつかってしまうので駄目です。

ちなみにR216のトンネルは、7x14x42mmのバルサ材を組み合わせて作成しており、開口部が42mm角となっているため、115系等のサイズの車両ではパンタグラフを上げることはできません。(小型車両の箱根登山鉄道モハ2は3mmくらいアップしての運転が可能)それでも通過できる車種が増えるのは良いことです。
なんとカニ22が単品で入手できたので、20系2編成の並びが実現できました。

ホーム先端の曲線部分は、厚紙の上に紙粘土を盛って作成したのですが、乾燥により反りが出ています。粘土は山の一部にも使用したのですが、乾燥による変形が大きいので、線路を載せる構造物には使用しないほうが良いようです。

ちなみに外側ホームのDD51牽引の編成の後端はナハネフ23ですが、この位置は高架橋との高さの関係でパンタグラフは上げられません。内側ホームはユニトラック道床が宙に浮いているおかげ?でパンタグラフを上げられる高さがあります。

吊り橋風の飾りは、断面が中空長方形のプラ棒と、コーティング済み針金を、それぞれ上部でだけ万能タイプ接着剤で止めただけで、橋脚や高架線路とは接着しておらず、飾り自体や高架線路を取り外し可能である状態を保っています。橋脚下部を紙で巻いたことで、実用最小限の強度が確保できたようなので、当面はこのままで行こうと思っています。本来は吊り橋は曲線にはならないとかロープの端は地上で引っ張らなければならないなど、実際の物とはかけ離れていますが、このレイアウトではこれくらいの表現が限界と思います。
20系2編成の並び その2です。
長編成走行テストです。(高架周回にトンネルを作成する前です)
手持ちの車両でまともな編成として最長の、EF65 500+ナロネ20+20系7両セット(電源車はここでは代わりにカニ22を使用)の9両編成です。うの駅からは思いっきりはみ出してますね・・・。

それでも、高架周回への入線運転は4両編成のときと同様に可能です。
前稿でWX310のクロス通過が難しい旨を書きましたが、コツとしては、
・両方のパワーパックから給電する電圧をなるべく同じになるようにするために、つまみの位置を揃えること。
・慣性(ある程度の速度をつけて通る)または下り勾配の力などによって止まりにくくすること。

によってかなり改善します。具体的には、パワーパックのつまみを真ん中(取っ手部分が真下)にそろえることでほぼ成功するようになりました。4両編成程度では、地上に戻るときも十分に減速できる距離があります。ただしこの写真のような編成では、地上に戻すのは至難の業で、終端に車両が激突してしまうことが多いです。
高架周回を回っているところ。上記9両編成では、高架周回の半周分よりも長く、このように写真にしてしまうとさすがに違和感がありますが、レイアウトの定点を通過していく編成を1両ずつ見ていくと、意外と鑑賞に堪えてくれます。要はとにかく走らせてしまえばよいのです。
おまけですが、GMのいすずキュービックバスを組み立てて宇野バス風に塗装してみました。

1mm幅のマスキングテープを使用して、ラインだけはそれなりに塗れたかなと思っています。

ちなみに宇野バスは実際には宇野駅近辺には路線が無いことは承知の上で登場させております。
高架周回に181系4両編成を止めたところです。後端が山の切れ目の道路の向こうに少し見えている状態です。
高架周回のトンネルは長さが短いうえに、断面を大きめに作っているので、トンネルの中から向こう側が見えてしまうのがいまいちですが、山によって見えなくなった効果は大きいと思います。
断崖の側から見たところです。最外周のこの部分はトンネルにしたくなかったのでこのような風景にしてみました。

この部分は高架周回との間の数mmの空きのところに、厚紙と新聞紙でベースをつくり、ティッシュを重ねて木工ボンドの水溶液を塗りつけを繰り返す方法で作成しています。乾く前にヘラで筋をつけました。

断崖=高架周回のトンネルをこの位置にこのサイズで作ったのは、R216のトンネルが後付けで作成可能だった位置に引きづられていることもありますが、橋脚と橋脚の間に収まるようにして、高架線路が取り外し可能である状態を保持することも狙いのひとつです。レイアウト全体のバランスとしても悪くないと思っています。
見る角度によっては、このように、地上の市街が見えず、遠景に吊り橋だけが見えるという光景も出現します。

2006/8/21 ご投稿
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