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鉄道模型おきらく研究室:レイアウトと列車のページ

by gyan 様
2007/02/03ご投稿
うの鉄道 延伸計画
2006/8/21 ご投稿
トレインスコープによる動画はこちら


テレビ台の上に、組み立て家具でスペースを作ったため、うの鉄道レイアウトの常設と、拡張(60cm四方程度)が可能となったため、延伸することに しました。

この延伸計画では、以下の条件で検討しました。
・新幹線を走らせたい。(カーブ半径の関係から、車両はTOMIXを採用)
※いままでのレイアウトでは、うの駅と山中駅の往復しかできないのでイマイチ
・そこで、新設する曲線の半径は最低R282とする。
・拡張部分の中にもう1つ周回路をつくる。(TOMIXのミニカーブレールで検討)
(これにより、最大4編成を周回させることが可能になります。)
・うの駅2番線が本線になることもあり、留置線を増やす。



この条件では、本線の線形はほとんど選択の余地がありません。山中駅から右へ橋に沿って半周し、その後は下りながら左回りで3/4周して、うの駅2番線に 接続するという、変形8の字型とするくらいしか方法がありません。

また、本線の立体交差の高さを稼ぐための工夫が必要になります。特に、新設する周回路との交差においては、新設周回路の高さを5mm低くして高さを 稼ぎます。(路面電車風に周辺の土地との高さを揃える意味もあります)
まずは運転可能か確認するために仮置きした状態です。

ベースを前回のレイアウトと同様にしたければ、厚さ25m
mのスタイロフォームがあればよかったのですが、入手で
きなかったため、木の 板と棒を組み合わせて、近い高さ
にしています。

留置線は、なるべく長く取りたかったため、山中駅から直
進し、高架のまま15度右に曲げています(効果はあまり
無かったかもしれません が・・・)。また、新設部分の一番
後ろにポイントを置いて、うの駅の一番右側までの留置線
を作りました。この分岐線は20m級車3両分あるのです
が、 20m級車3両を配置すると、本線を通る車両とぶつ
かってしまいます。1両の車両長が短い組み合わせ(EH10
+ワム80000×3+ヨ8000)だとな んとかぶつからないよ
うになりました。

一番手前に来る橋脚は、ほんの少しですが木板からはみ
出たため後にその部分をカットしました。

新設周回路の形についても種々検討しましたが、高さ制
限の関係や、電停を設けたかった関係もあり、スーパーミ
ニカーブレールR100 90度×4と直線140mm×4の角丸正
方形に落ち着きました。右写真の車両(京阪1900系)があ
る上の本線は、高架線路ではなくただの線路です。
TOMIXの路面電車用キットを組み、空いた部分を厚さ5m
mのフォームで埋め、道路になる予定の部分を 塗装した
状態です。

高架の留置線の壁は、TOMIXの壁面キットの上部を切断
して使いました。

ここまできて、レイアウトのこの部分のテーマは「岡山」で
いこうと決めました。
いきなり、完成図に飛びます( ^ ^ ;

桃太郎大通りの中に街路樹があった昔の状態を再現して
います。

岡山城のオブジェを置きたくて探したのですが、どうもプラ
モデルは無く、1/300のフィギュア1種しかないようでした。
材質によって は土 台を外して線路の外側に置くことも検
討していたのですが、無理っぽかったことと、これ自体の
完成度も高いので、設置場所を考えた挙句、石垣にトン
ネルを通 してその上に載せるという変な形になりました。
桃太郎大通りのアップです。

奥で青く光っている球状のものは、噴水をイメージした自
作オブジェで、ちょうどこういう形のアクリル製物体が売っ
ていて、青色LEDを 中に仕込んで います。(上向きだとあ
まり光が分散しないので、コードを180度曲げて下向きに
して反射させています。)この材料費は千円ちょっとです。
ただ、噴水なの で白色のほうが良かったかも・・・。
例によって、街路樹は固定していないので、外した状態も
再現できます。
路面電車と本線がクロスする部分。
路面電車は、川の中州を経由するイメージにしたのです
が、高低差があまりつけられなかったせいか、説明しない
と分かりにくいかと思います。
宇野バス3態。影の主役が本来の場所に帰ってきました
ということで。上から
・岡山駅前(ドレミの街)のつもり
・岡山駅前(中国銀行岡山駅前支店前)のつもり
・岡山駅バス停のつもり


●TOMIX製新幹線をKATOユニトラックの高架線路で
走らせる場合の注意点

TOMIXの新幹線の最小回転半径はR280となっています
が、KATOユニトラックの高架線路の場合、R282でも内側
の柵に車体が 擦れてしまいます。(R249でも同様)
そのため、内側の柵を全て取り払ってしまいました。そう
するとR249でもなんとか通過できました。(※この結果は
あくまで私の試行結果であり、保証する ものではありませ
ん)
●交差部分の高さを稼ぐ

うの駅・山中駅付近で本線や既存の橋へのループの立体
交差部分の高さが不足するので、ユニトラック高架橋の
下半分をカットしました。当 然強度は落ちますが、今のと
ころ何とかなっているようです。(※この結果はあくまで私
の試行結果であり、保証するものではありません)
●R100の通過試験

このレイアウトの角丸正方形軌道で手持ちの小型車両を
テストしてみました。 (※この結果はあくまで私の試行結
果であり、保証するものではありません)
車種備考
TOMIX 南部縦貫鉄道キハ10
Bトレインショーティー岡山電気軌道3000系+KATO チビ客車用動力個 体差かもしれませんが、車輪径の違いか車軸のねじれがあるようで、集電状況があまりよくありません。特に低速時に止まってしまうことが多いです。2M2T 化のために購入したBトレインショーティー用動力はサイズが合わないのですが、逆にそのために台車が動く状態となり、こちらのほうが安定して走っていま す。
Bトレインショーティー京阪1900系 4両編成 + KATO Bトレインショーティー用動力
MODEMO 箱根登山鉄道モハ2(単行)カーブ時の抵抗が大きく、ある程度高速に設定する必要があります。
MODEMO 箱根登山鉄道モハ2(2両編成)カーブ時の抵抗がものすごく大きく、最高速度くらいの設定でないと回れません。
TOMIX モハ115-1000×レールのカーブに台車が追随できませんので全く駄目です。
Bトレインショーティーの勾配登坂能力

約4%の勾配を登らせるには、M車1両に対してT車1両
が限界のようです。
ならば、ということで、2M2Tの編成にすると、なんとか登る
ことができました。(※この結果はあくまで私の試行結果
であり、保証するものではありませ ん)
延伸後のレイアウト全景です。※この撮影は天井近くのクーラーのそばから行って おり、普段はこの角度では見られません。

2006/8/21 ご投稿
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