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【著者】 祝 康成 【装丁】 新潮文庫 294頁
【価格】 438円+税 【発行】 平成16年3月
情報化社会と言われるようになって久しい。今日の我が国では、表立って情報が遮断されることはないが、さて、重要かつ必要な情報が的確に伝わっているかということになると、果たしていかがだろうか。
インターネットが普及したとはいえ、庶民の情報ソースの主流はテレビと新聞である。何と言ってもこうしたマスメディアの力は絶大だ。
私たち庶民は、テレビ画面から流れる映像や、新聞の活字になつたものは“大事なことで正しいもの”として受け入れてしまうのが通例である。しかしながら、なかには誤って報道される場合もあれば、そもそも報道されてしかるべきものが報道されないこともある。なにゆえ、こうした事態が起こるのか?
本書は戦後の事件のなかから次の8つのケースを取り上げて、私たちの認識の正否を検証している。
①美智子皇后「失語症」の真相
②府中「3億円事件」で誤認逮捕された男の悲劇
③丸山ワクチンはなぜ「認可」されなかったのか
④美空ひばりが「紅白」から消えた日
⑤発案者不明?!「成田空港」最大のミステリー
⑥疑惑の「和田心臓移植」33年後の新証言
⑦潜水艦「なだしお」東京湾衝突事件で隠されていた「無謀運転」
⑧世紀の対決「猪木・アリ戦」の裏ルール
2010.11.27
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