このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



東京メトロ撮影会 


東京メトロのシンボルマーク

去る2004年9月26日、東京メトロ(旧・営団地下鉄)の車両撮影会が行われました。場所は有楽町線の終点、新木場駅のさらに先にある新木場検車区という車両基地で、おそらくこの車両基地を一般に公開するのは初めてではないでしょうか?そもそもこの会社が車両撮影会を大々的に行うのも珍しいものです。
今回は東京メトロの車両のほか、乗り入れをしている他社の車両も集めるというので、私も雨の中参加してきました。


会場に足を踏み入れると、このように9本もの電車が並んでいました。
しかし、間に柱やボックスが入ってしまい、きれいに並びを撮るのが難しいね。


このように工夫をして撮るしかないですね。
左の写真の手前より、千代田線6000系、同06系、有楽町線7000系、同07系、半蔵門線8000系、南北線9000系、西武鉄道6000系、東武鉄道9000系、千代田支線5000系・・・・

千代田線の新旧電車。
右が6000系、左が06系。06系はこの1編成しかいない貴重な電車。
JR常磐線、小田急線と相互乗り入れをしています。

有楽町線の電車。右が7000系、左が07系。
東武東上線、西武池袋線と相互乗り入れをしています。

その有楽町線の乗り入れ相手の電車も参加していました。
右が西武鉄道の6000系、左が東武鉄道の9000系。
こうやって地上で並びを撮れるのも珍しい(和光市駅で撮れますが)。

これは激レアな並び?!
右が半蔵門線8000系、左が南北線9000系。両路線はお互いに線路が繋がっていないため、営業線でこのように並ぶことはまず無い。
半蔵門線はほかの地下鉄とも線路が繋がってなく、当日はメトロ半蔵門線〜東急田園都市線〜東急大井町線〜東急目黒線〜メトロ南北線〜メトロ有楽町線と、わざわざ他社線経由で回送されてきたのでしょう。まったく頭がさがります。
なお、有楽町線と南北線、千代田線はそれぞれ回送用の線路が繋がっています。

南北線は埼玉高速鉄道線、東急目黒線と、半蔵門線は東急田園都市線、東武伊勢崎線と乗り入れをしています。

千代田支線で走っていた5000系です。
この車両はすでに廃車になっていて、新木場検車区内の入換え用として使われている車両のようです。
千代田線には綾瀬〜北綾瀬の支線があり、3両編成の電車が活躍しています。

当日は検修庫の中も公開されていました。

中には07系がいました。


当日はこの撮影会アクセス用に、千代田線〜有楽町線直通列車と、南北線〜有楽町線直通列車の2本の臨時イベント列車が運転されました。
いずれも回送列車用の秘密の線路を通るということで、マニアや子供連れでにぎわっていました。


マークなどの装飾いっさい無し!

かく言う私も、南北線〜有楽町線のほうに乗ってきました。
だって、王子から(王子神谷)から乗換えなしで行けるんだもん!


乗客にはこのように、きれいな乗車記念証がもらえました!




当日はあいにくの雨模様でしたが、多くの人が参加していました。
いままであまり無かった地下鉄の撮影会、ぜひ近いうちにまた開催してほしいものです。



お・ま・け

JR東十条駅の線路をまたぐ道路橋


なんの変哲もない、ただの道路橋なんですけど


かなり古そうな感じがしますよね


橋の銘板(いつどこで製造されたかを記してあるプレート)を見てください。
1895の文字が読み取れますよね?
え、見えないって? まん中のあたりですよ、まんなかっ

以前から電車でここを通るたびに気になってはいたんですが、メトロの撮影会に行く途中に立ち寄って撮影することができました。

これはですね、その銘板に刻まれているとおり、1895年(明治28年)に製造されたものなんです。
いろいろ調べているうちにわかったのですが、これはイギリスのコクレーン社が製造したもので、現在の高崎線・東北本線の前身の日本鉄道が荒川に架橋する際に輸入されたものなんだそうです。
いつごろ鉄道橋としての役目を終えたのかはわかりませんが、その後道路橋に転用され、現在でも使われています。
100年以上前、明治の時代に作られたものが、こうやって都内で生き残っているのは驚きですね。

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