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片道乗車券 (常備式) モノクラス制 S44.5.10〜S62.3.31

2005/11/01更新




普通乗車券

  片道乗車券往復乗車券連続乗車券の総称。

片道乗車券

  運賃計算経路が連続した区間を片道1回乗車する場合に発行する券。

常備式

  発着駅名、運賃など必要事項がすべて印刷してあり、日付を入れればすぐに発行出来る券。




モノクラス制 〔等級制廃止〕以降

昭和44年5月10日  1.2等制廃止(等級廃止)、 乗車券の地紋は淡青色。

            関東・関西地方の乗車券様式
              *通用発売当日限り・途中下車前途無効(30km以下)の切符、 淡紅色地紋のBサイズ
              *通用発売日共2日以上・途中下車可(31km以上)の切符、淡青色地紋のAサイズ


昭和44年11月  通用発売当日限り・途中下車前途無効の区間が50kmに拡大
             
            北陸地方も関東、関西方式と同じ様式に変更
            
            北海道、九州地方
              通用発売当日限り・途中下車前途無効の切符は、淡青色地紋のBサイズに変更


昭和54年頃    北海道、中国、四国、九州地方
              通用発売当日限り・途中下車前途無効の切符は、淡紅色地紋のBサイズに変更

昭和62年4月1日  国鉄民営化により、JR各社発足




一般式片道乗車券

乗車券の中で最も代表的な様式で 「 から ゆき」と表示した券。  

  
大人小児用 淡青色 Aサイズ
石橋駅発行 S48.8.30
  小児用 淡青色 Aサイズ
  越後湯沢駅発行 S50.1.7

区間変更券
淡青色 Aサイズ
東京駅発行
S56.6.1
*乗車区間を変更する場合に発行する。 殆どの場合、特殊補充券で
 発行していたが、新幹線乗換口に常備券を備えてある駅もあった。



近距離区間用(通用発売当日限り・途中下車前途無効の区間用)は、Bサイズの券を使用。

  
大人小児用 淡青色 Bサイズ
余市駅発行 S50.10.26
  大人小児用 淡青色 Bサイズ
  門司港駅発行 年不明



昭和41年、関東、関西地方で近距離区間用(通用発売当日限り・途中下車前途無効の区間用)は、地紋を淡紅色に変更。その後、全国に広まる。

  
大人小児用 淡紅色 Bサイズ
大阪駅発行 S51.5.2
  大人小児用 淡紅色 Bサイズ
  南小樽駅発行 年月日不明



段々と通用発売当日限り・途中下車前途無効の区間が拡大し、Aサイズで淡紅色地紋の券も登場。

大人小児用
淡紅色 Aサイズ
拓殖駅発行
S56.3.4



着駅併記式片道乗車券

一般式片道乗車券の種類を減らし、窓口業務簡素化の為、同一方向の同一運賃区間の着駅を2駅以上表示した券。

大人小児用
淡青色 Aサイズ
横芝駅発行 S51.5.6
  



近距離区間用(通用発売当日限り・途中下車前途無効の区間用)は、Bサイズの券を使用。

  
大人小児用 淡紅色 Bサイズ
御殿場駅発行 S57.7.24
  大人小児用 淡紅色 Bサイズ
  南小樽駅発行 S61.8.30



矢印式片道乗車券

近距離区間用(通用発売当日限り・途中下車前途無効の区間用)で発駅と着駅の間を矢印で結んだ様式の券で片矢式(発駅→着駅)と両矢式(着駅←発駅→着駅)の2種類ある。

矢式
大人用 淡紅色 Bサイズ
与野駅発行 S44.10.14
〔裏面〕






  
矢式
大人小児用 淡紅色 Bサイズ
辰野駅発行 S58.6.30
  矢式 
  大人小児用 淡紅色 Bサイズ
  鎌倉駅発行 S59.5.12



相互式片道乗車券

近距離区間用(通用発売当日限り・途中下車前途無効の区間用) で、 発駅と着駅の間を両矢(発駅⇔着駅)で結んだ様式の券で、往復乗車券の往片・復片として使用も出来る。


大人小児用
淡紅色 Bサイズ
吉祥寺駅発行
S57.5.19



地図式片道乗車券

大都市の近距離区間用(通用発売当日限り・途中下車前途無効の区間用) で同一運賃区間の駅が多数ある場合に乗車券の種類を減らし、窓口業務簡素化の為、着駅を地図で表示した券。

大人用
淡紅色
Bサイズ
鶴橋駅発行
S46.3.20




  
大人用 淡紅色 Bサイズ
上尾駅発行 S57.12.9
  小児用 淡紅色 Bサイズ
  南浦和駅発行 S57.8.27



金額式片道乗車券 

近距離区間用(通用発売当日限り・途中下車前途無効の区間用) で着駅を記入しないで運賃の金額のみを表示した券。

地図式乗車券 は運賃改定のたびに図版も改める必要があり手間が掛かり、金額式乗車券は運賃改正の前後に使用された。その後、近距離区間 は自動券売機の金額式の券が広まり、硬券も常時金額式で発売されるようになる。 地域(印刷場)によって様式が異なっていた。

  
〔仙台印刷場〕
大人用 淡紅色 Bサイズ
1山寺駅発行 S52.11.20
  〔新潟印刷場〕
  大人小児用 淡紅色 Bサイズ
  天童駅発行 S51.8.21




  
〔東京印刷場〕 
大人用 淡紅色 Bサイズ
相模湖駅発行 S50.8.3
  〔東京印刷場〕
  小児用 淡紅色 Bサイズ
  辻堂駅発行 S59.5.12




  
〔名古屋印刷場〕
大人用 淡紅色 Bサイズ
豊川駅発行 S57.1.2
  〔大阪印刷場〕
  大人小児用 淡紅色 Bサイズ
  尼崎駅発行 S51.3.21



昭和40年代後半、国鉄再建計画により駅業務の委託化や駅員無配置化が進み、一部の簡易委託駅では軟券の乗車券が使用された。

大人用 
淡紅色 Aサイズ
S47.5.15発行



昭和52年頃まで、北海道 ・ 中国 ・ 四国 ・ 九州地方では、近距離用(通用発売当日限り、途中下車前途無効の区間用) の切符も淡青色地紋の券を使用していた。北海道では、最低運賃の乗車券と入場券とを一枚にした券もあった。

  
〔札幌印刷場〕
大人小児用 淡青色 Bサイズ
札幌駅発行 S51.5.18
  〔札幌印刷場〕 
  小児用 淡青色 Bサイズ
  室蘭駅発行 S50.3.27




  
〔広島印刷場〕
大人小児用 淡青色 Bサイズ
倉敷駅発行 S51.2.2
  〔門司印刷場〕
  大人小児用 淡青色 Bサイズ
  西鹿児島駅発行 S50.12.23



昭和50年代、近距離用乗車券(通用発売当日限り・途中下車前途無効の区間用)は 全国で淡紅色地紋に統一された。

  
〔札幌印刷場〕
大人小児用 淡紅色 Bサイズ
札幌駅発行 年不明
  〔札幌印刷場〕
  大人小児用 淡紅色 Bサイズ
  根室駅発行 S55.7.22




  
〔広島印刷場〕
大人小児用 淡紅色 Bサイズ
宇野駅発行 S53.6.3
  〔高松印刷場〕 
  大人用 淡紅色 Bサイズ
  高松駅発行 S51.12.30




〔門司印刷場〕
大人小児用 
淡紅色 Bサイズ
肥前山口駅発行
S52.7.15




硬券のサイズ・・・Aサイズ 3.0 X 5.75cm、 Bサイズ 2.5 X 5.75cm


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