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片道乗車券・片道乗車券 (準常備式・補充式)

2005/11/01更新




準常備式片道乗車券

着駅や金額などが数段にわたって印刷してあり、発売の都度、該当の部分が最下段となるように切断して発行する乗車券。需要は有るが常備券を置くほど必要が無い区間の乗車券として使用された。




  







  
大人小児用 淡青色
虎姫駅発行 S58.5.13
  大人小児用 淡青色
  姫路駅発行 S45.6.5  
   大人小児用 淡青色
   前橋駅発行 S58.1.15



現在はマルスM型端末、又はPOS端末の導入が進み、準常備式乗車券は無くなった。





補充式片道乗車券

常備券・準常備券のない区間は、着駅・金額等を発売のつど記入して発行する乗車券が使用された。発行箇所によって発駅が予め印刷されている券といない券があった。


国鉄発足当初は色々な様式、サイズの硬券が使用されていた。          

  
大人用 淡紅色
日本交通公社盛岡営業所発行
S25.11.7
  大人用 淡紅色
  盛岡駅発行
  S26.7.11



昭和33年10月、キロ別断線から金額断線に変更になった。


大人用 淡青色
日本交通公社
    仙台営業所発行
S38.1.24



〔異級乗車券〕
大人用薄緑色
米内沢駅発行
S39.5.4

*異級乗車券は、一部の区間を2等、他の区間を1等に乗車する場合に
発行した。 「」の赤の影文字、又は
の印が押してあった。



昭和41年3月に、Dサイズの硬券から大型の軟券に変更になる。券面の中央上部に普通乗車券と表示がある。

川崎駅発行 
  S58.6.30



東京周辺の一部の駅では、大型の軟券に変更になり、不用となった硬券の補充片道乗車券にスタンプを押し金額式乗車券として廃物利用した。

大人用 淡青色 Dサイズ 有楽町駅発行 S41.5.11




昭和62年4月1日  国鉄民営化、JR各社発足

券の左上に会社名を表わす、
西
の記号が入る。
  


〔JR東日本〕
会津坂下駅発行
H2.1.19

〔JR九州〕
浜崎駅発行
H10.6.28



現在は大半の駅にマルスM型端末、又はPOS端末の導入が進み、端末導入駅での補充乗車券での発券は無くなった。地方の一部の駅員配置駅(業務委託駅を含む)や簡易委託駅では、端末が未導入の為、補充乗車券を発売しているが、発売している駅は年々減っている。 



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