このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

駅収入管理システム〔POS端末・車掌区システム〕
総販システム〔JR北海道〕

H16.10.12更新



駅収入管理システム

 従来、人手によって行われていた駅や列車内における乗車券類の発売を各駅に設置されているPOS端末、及び車掌が携帯する車内補充券発行機を使用し、乗車券類の運賃・料金計算を自動的に行い発券し、個別発売データ等、収入に関する全てのデータを管理端末経由で、中央のホストコンピュータに収集するシステム。


POS端末

 みどりの窓口のない中小の駅には、指定券以外の乗車券類〔定期乗車券も含む〕が発行出来るPOS端末が導入された。〔地方の一部の駅、業務委託駅、簡易委託駅には未導入の駅がある。〕

 POS端末の機種はJR各社で異り、又各社には端末機の種類が数種類あり、端末機の種類によって、切符の用紙も異なる場合がある。JR西日本の一部の駅では指定席発券機能を付加したS-POS端末が導入されている。
  
 デスクトップパソコン型のPOS端末を使用している駅が多い。簡易委託駅では、一回り小さいデスクトップパソコン型やノートパソコン型に似た簡易POS端末が使用されている。

 POS端末で発券した券と磁気プリンタに接続された簡易POS端末で発券された券は、熱転写印刷で偽造防止策用の青色の切符〔一部の駅では緑色の券〕で、切符の様式もマルス端末で発券した券に類似している。

 大都市周辺の駅では、自動改札機対応の磁気券が使われているが、自動改札がない地方の駅では非磁気券の切符も発券されている。簡易プリンタに接続された簡易POS端末を使用している駅では、感熱印刷で淡褐色のペラペラな切符が発券されている。

普通入場券

塩山駅発行〔JR東日本〕
H5.5.20

普通乗車券
〔社線連絡乗車券〕

奥多摩駅発行〔JR東日本〕 
H13.6.19



車掌区システム

 車内補充券発行機は、6,000駅分の駅情報や乗車券、特急券などの各種運賃情報を記憶出来、そして地図パネルから、ワンタッチ駅名入力し、発券することが出来る。簡易委託駅や多客期の無人駅(臨時職員派遣)で、車内補充券発行機で切符を発券して発売することがある。

 車内補充券発行機で発行した切符は、非磁気券の淡褐色のペラペラな券だったが、最近では磁気化券の発行、並びにプリンターの磁気化券・ロール紙への対応化など車内補充券発行機の操作性・機能性の向上が進められている。磁気券は、淡紅色の自動券売機サイズの券、又は改善型の磁気券は マルス券と同仕様の緑色の大型券が発券される。 



  
普通乗車券〔JR北海道〕
非磁気券
   自由席特急券〔JR北海道〕
   非磁気券






総販システム〔JR北海道〕

 マルスシステムは、東京都国立市のセンターとの通信費が掛かるのでJR北海道が通信費を節約する為に採用しているシステムで 自社管内の普通乗車券、定期券、自由席特急券などを発券することが出来る。 マルス端末装置を使用しているが、 マルスシステムとは多少異なった様式の券が発券される。 指定席券や寝台券は従来通りのマルスシステムを使用する。 マルスシステムの乗車券、定期券、自由席特急券なども従来通り発券する事が出来る。

  
自由席特急券
新千歳空港駅発行  H13.11.2
  普通入場券
  札幌駅発行  H13.11.1



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