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急 行 券

2005/11/04更新




急行券

特別急行券〔指定席・自由席・立席・特定〕、普通急行券、及び準急行券の総称で現在も乗車券類の種類上、特急券は急行券の一種。

昭和41年に普通急行券が急行券に改められている。

昭和24年6月、国鉄発足当時、特別急行券普通急行券準急行券の三種類あり、特急3本・急行2本・準急1本の斜の朱線が入っていた。券は、AサイズとBサイズの券が使用され統一されていなかった。

昭和25年〜26年、急行券〔特急券〕はAサイズの硬券が全面的に復活した。

昭和33年10月、急行券〔特急券〕と寝台券と一葉化したDサイズの券が発売された。

昭和36年8月、乗車券と急行券〔準急行券〕と一葉化した券が関西で試用された。

昭和39年、マルスで指定席券発券が行われた。

昭和41年3月、特別急行券を特急券に、普通急行券を急行券に改めた。準急は普通急行に統合され、消滅した。斜の朱線は無くなった。乗車券と急行券と一葉化した券が各地で発売。

昭和44年5月、モノクラス制の実施により地紋が、 特急・・淡緑色  急行・・淡紅色になる。 その後、急行指定席券・・淡緑色、 〔割引期間・・淡褐色〕 になる。
関連発売制度を採用し、急行券〔特急券〕とグリーン券・急行券〔特急券〕と寝台券・急行券と指定券とが一葉化したDサイズの券が発売された。




急行券〔常備券〕



昭和41年3月、普通急行券を急行券に改めた。 地紋は、1等が薄緑色、2等が淡青色。 

1等 大人小児用 〔補充式〕
淡青色 Aサイズ
大阪駅発行 S41.12.27
〔裏面〕




 
2等 大人小児用 
淡青色 Aサイズ
大阪駅発行 S41.12.27
  2等 大人小児用 
  淡青色 Aサイズ
  上野駅発行 S42.10.6

2等 大人小児用 
淡青色 準常備式
丸亀駅発行 S41.4.29


  
車内急行券 2等
淡青色
東京車掌区乗務員発行
S43.10.21
  車内急行券 〔乗継〕 2等
  淡青色
  函館車掌区乗務員発行
  年月日不明

 *当時は乗車後でも乗継割引を取り扱っていた。 乗継請求の印が押してある
  急行券〔特急券〕 を所持する旅客は乗換駅、乗継の列車の車内で乗継割引の
  急行券〔特急券〕 を購入する事が出来た。



昭和44年5月、モノクラス制の実施により、1.2等制廃止〔等級廃止〕。 地紋は、淡紅色。

大人小児用
淡紅色 Aサイズ
新宿駅発行 S44.9.5 


  
大人小児用 淡紅色 Aサイズ
札幌駅発行 S49.7.27
  小児用 淡紅色 Aサイズ
  越後湯沢駅発行 S50.1.7



昭和50年頃より、 → から ▼ 表示になる。

  
大人小児用 淡紅色 Aサイズ
会津若松駅発行 S53.8.21
  小児用 淡紅色 Aサイズ
  高崎駅発行 S54.8.19



急行券〔準常備券

右端が発売金額となるように切断して発券する急行券で需要は有るが、 常備券を置くほど必要が無い駅て゛使用された。

大人小児用 淡紅色  本吉駅発行 S47.8.18



昭和50年頃より、 → から ▼ 表示になる。

大人小児用 淡紅色  津谷駅発行 S52.11.7



立席急行券

昭和40年代後半まで、夜行急行列車に自由席の無い列車があり、指定席が満席の際に発売枚数を定めて発売された。

大人小児用 淡紅色 Aサイズ
大阪駅発行 S48.12.28
〔裏面〕



乗車券・急行券

昭和41年に発売され、昭和50年代には多くの区間で用いられていた。当初はDサイズの券が使用されていたが、その後、Aサイズの券も登場した。

大人用 淡青色 Dサイズ 茅野駅発行 S52.3.24

大人小児用 淡青色 Dサイズ 札幌駅発行 S53.10.1


  
大人小児用 淡青色 Aサイズ
万座・鹿沢口駅発行 S52.3.14
  大人小児用 淡青色 Aサイズ
  宇都宮駅発行 S51.10.30



急行券・指定席券


大人小児用 薄緑色 
Aサイズ
伊豆箱根鉄道
修善寺駅発行
S52.8.22

大人小児用 薄緑色 Dサイズ
長岡駅旅行センター発行 S51.1.29



昭和50年頃から、 「 乗車駅 下車駅 」 から  「 ▼ 」 表示に変わる。

  
大人小児用 薄緑色 Aサイズ
伊東駅発行 S54.4.1
  季節割引用
  大人小児用 淡褐色 Aサイズ
  伊東駅発行 S52.11.21

季節割引用 
大人小児用 淡褐色 Dサイズ
芦別駅発行 S56.6.29



急行券・グリーン券

急行券・グリーン券 〔宗谷号〕
大人小児用 薄緑色 Dサイズ 倶知安駅発行 S52.11.1

急行券自由席グリーン券
薄緑色 Aサイズ
札幌駅発行 S54.6.3



車内急行券

車内で発売され、料金を数段にわたって印刷してあり、発売の都度、該当の部分が最下段になるように切り離して発行した。多数の駅名が印刷してあり、該当の駅名を丸で囲むタイプのものが多かった。

一部の駅では乗り換え客の為に
ホーム通路でこの様式の急行券を発売していた。 又、準常備券として座席指定券も この様式の軟券で発行する駅もあった。





  
広島車掌区乗務員発行
発行年月日不明
  豊橋車掌区乗務員発行
  S58.6.30



昭和62年4月1日  国鉄民営化、JR各社発足

  券の左上に会社名を表わす、
西
の記号が、入った。
  それ以外、様式の変更はなかった。  


  
〔JR東海〕
大人小児用  淡紅色 Aサイズ
身延駅発行 H3.1.2
  〔JR北海道〕
  大人用  淡紅色 Aサイズ
  天塩中川駅発行 H9.6.24



現在は、マルス端末、又はPOS端末設置駅が増え、国鉄時代の乗車券印刷発行機は無くなり、急行券は、マルス端末、又はPOS端末で発券する。、マルス端末未導入駅では、料金専用補充券で発売し、硬券は消滅した。車内では、携帯型車内補充券発行機による発行券に変わっている。




硬券のサイズ・・・Aサイズ 3.0 X 5.75cm、Dサイズ 3.0 X 8.7cm

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