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自由席特急券・B自由席特急券・特定特急券

2005/11/01更新



昭和39年12月、年末年始のみ新幹線に自由席が登場し、暫定的に自由席特急券発売。

昭和39年、マルスで指定席券発券が行われる。

昭和40年10月、在来線にも自由席を拡大し、自由席特急券を正式に発売。

同年12月、自由席が無い特急の指定席車に立ち乗車を認める立席承知特急券を発売。

昭和41年3月、特別急行券が特急券に、普通急行券が急行券に改める。準急は普通急行に統合され、消滅。 斜の朱線は無くなる。
           
昭和43年10月、立席承知特急券を立席特急券と改める。

昭和44年5月、モノクラス制の実施により地紋が、特急券は淡緑色、自由席特急券は淡紅色になる。
関連発売制度を採用し、急行券〔特急券〕とグリーン券急行券〔特急券〕と寝台券急行券と指定券とが一葉化したDサイズ券の発売が常態となる。特急券もAサイズ券は少なくなり、珍しくなった。

昭和45年10月、特定特急料金を設定し、特定特急券を発売。

昭和50年代、乗車券と自由席特急券を1枚に統合した券も登場した。

昭和57年4月、急行が激減した為、在来線特急料金を二本立てとし、割安の料金をB料金としB特急券を発売。




自由席特急券



昭和40年10月、在来線にも自由席が登場し、自由席特急券を正式に発売。



  
〔2等〕 大人小児用 
淡青色 Aサイズ
熊本駅発行 S41.10.29
  〔2等〕 大人小児用 
  淡青色 Aサイズ
  松本駅発行 S43.12.12




〔2等〕 大人小児用 
淡青色 準常備式
(交)広島営業所発行
S42.4.12



昭和44年5月、モノクラス制の実施により地紋が、特急券は淡緑色、自由席特急券は淡紅色になる。           




大人小児用 淡紅色
Aサイズ
成東駅発行 S50.8.10


昭和50年頃より、 → から ▼ 表示になった。


  
大人小児用 淡紅色 Aサイズ
京橋駅発行 S56.4.19
  大人小児用 淡紅色 Aサイズ
  館山駅発行 S55.5.5




大人小児用 淡紅色
準常備式
宮内町駅発行 S59.9.29



昭和50年頃、東京周辺の一部の駅では、Dサイズの自由席特急券を発売していた。その後、乗車券印刷発行機の導入により消えていった。



大人小児用
淡紅色 Dサイズ
錦糸町駅発行 
S53.12.5



大人小児用
補充式
淡紅色 Dサイズ 
吉祥寺駅発行
S53.11.14



昭和50年代には、自由席特急券をマルス端末、乗車券印刷発行機で発行する駅が増えていった。

〔マルス端末発行〕 釜石駅発行 S54.10.13










〔乗車券印刷発行機発行〕
鳥取駅発行 S56.9.20





自由席特急券〔乗継〕

新幹線と在来線の特急列車、又は急行列車を定められた駅で乗り継ぐ〔乗り換え〕と在来線の特急料金、又は急行料金が半額に割引になる。

大人小児用
淡紅色 Aサイズ
三原駅発行 S49.4.1



特定特急券

一駅間、又は短距離の区間の自由席料金を低額に設定した特急券。

  
大人小児用 
淡紅色 Aサイズ
上諏訪駅発行 S51.11.22
  大人小児用 
  淡紅色 Aサイズ
  小松駅発行 S56.4.19



B 自由席特急券

昭和57年4月のダイヤ改正で多くの急行列車が特急列車に格上げされ、実質料金値上げとなり、急激な負担増を和らげる為に格安な特急料金を設定した。関東周辺と九州地区に適用し、 その後、適用線区が拡大していった。

  
大人小児用 淡紅色 Aサイズ
熱海駅発行 S57.12.4
  大人小児用 淡紅色 Aサイズ
  伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅発行
  S57.12.10





乗車券・自由席特急券〔特定特急券〕

乗車券と自由席特急券、又は特定特急券を一葉化した券。最初はDサイズの券だったが、その後、Aサイズの券も使用された。



大人小児用
淡紅色 Dサイズ
旭川駅発行 
S53.10.15



大人小児用 
淡青色 朱線入り
Aサイズ
館山駅発行 S51.10.2





車内特急券

車内で発売され、料金を数段にわたって印刷してあり、発売の都度、該当の部分が、最下段になるように切り離して発行した。多数の駅名が印刷してあり、該当の駅名を丸で囲むタイプのものが多かった。

一部の駅では乗り換え客の為に
ホーム通路でこの様式の自由席特急券を発売していた。又、準常備券として、この様式の軟券を発売する駅の窓口もあった。







  
   
自由席・特定特急券
博多車掌区
     乗務員発行
 S56.3.31
    自由席特急券
    小出駅発行
    発行年月日不明







昭和62年4月1日  国鉄民営化、JR各社発足

券の左上に会社名を表わす、
西
の記号が、入った。
 それ以外、様式の変更はなかった。


 
〔JR西日本〕 自由席特急券
大人小児用 淡紅色 Aサイズ
美浜駅発行 H4.5.5
  〔JR東日本〕 B自由席特急券
  大人小児用 淡紅色 Aサイズ
  中之条駅発行 S63.5.8




現在は、自由席特急券・特定特急券を自動券売機で購入出来る駅が増えている。マルスM型端末POS端末の導入が進み、国鉄時代の乗車券印刷発行機は消えた。





  
〔JR北海道〕 総販システム発行
自由席特急券
新千歳空港駅発行  H13.11.2
  〔JR東日本〕 自動券売機発行
  B自由席特急券
  水上駅発行 H13.12.6 



自動券売機や端末機未導入の簡易委託駅では、軟券の常備券料金専用補充券で自由席特急券を発売している。硬券の自由席特急券を発売している駅は極僅かとなってしまった。

〔JR北海道〕 自由席特急券 占冠駅発行 H14.4.16



〔JR東日本〕 
自由席特急券
大人小児用 
淡紅色 Aサイズ
坂北駅発行 H14.6.19



車内特急券は、携帯型車内補充券発行機の導入により車内から消えていった。極一部の乗換駅精算所等で現在も車内急行券タイプの自由席特急券を発売している駅もある。

〔JR東日本〕
 自由席特急券

松本駅発行
H14.6.19



硬券のサイズ・・・Aサイズ 3.0 X 5.75cm、Dサイズ 3.0 X 8.7cm

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