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新幹線特急券

2005/11/04更新




昭和39年10月1日  東京-新大阪間に東海道新幹線開通
           
在来線の特別急行料金とは別な料金形態とし、三種類の特別急行料金を設定し、東京—大阪間を3時間運転の列車はA料金、4時間運転の列車はB料金、5時間運転の列車はC料金とした。その為、開通後、1年間はひかり号はB料金こだま号はC料金となり、 券には、「新幹線B特急券」、「新幹線C特急券」と表示した。  



    新幹線B特急券(ひかり号用)

〔2等〕
大人小児用 
淡青色 Aサイズ
(交)大阪本町
    営業所発行 
S40.3.21



    新幹線C特急券(こだま号用)

〔2等〕  大人小児用
淡青色 Aサイズ
静岡駅発行 S40.1.17
〔裏面〕




昭和39年12月18日〜翌年1月14日
この期間、「こだま号」に自由席が登場し、暫定的に自由席特急券を発売。 乗車する列車は指定し、券には、「こだま**号 () 特急券」と表示。
                                           
昭和40年5月20日
「こだま号」の自由席制度が通年になった。〔乗車する列車は指定し、1等、2等共に自由席があった。〕

昭和40年11月1日
スピードアップにより、ひかり号はA料金こだま号はB料金に変更し、券の表示も、「ひかり**号特急券」、「こだま**号特急券」に変更。

昭和40年12月28日  ひかり号の立席特急券発売開始。


昭和41年3月、 自由席の列車指定が無り、券の表示は、「こだま号自由席特急券」に変更。



    こだま号自由席特急券

〔2等〕
大人小児用
淡青色 Aサイズ
東京駅発行
S46.11.28



昭和41年3月頃より 「ひかり**号特急券」、「こだま**号特急券」に Dサイズの券が使用される。



    こだま号特急券

〔2等〕
大人小児用
淡青色 Dサイズ
国分寺駅発行
S43.3.12



昭和44年5月、 モノクラス制の実施により地紋が、 指定席は淡緑色、自由席は淡紅色に変更。



    こだま号自由席特急券

大人小児用
淡紅色
Aサイズ
京都駅発行
S46.11.28



昭和45年3月、ひかり号にも自由席を設けた。

昭和47年3月、山陽新幹線岡山開通。 「ひかり」「こだま」の料金一本化、但し、東京−名古屋間のみ差があった。          



   自由席特急券

     当時の新幹線自由席特急券は、東京−名古屋間で 「ひかり号」「こだま号」どちらにも
     乗車出来ると、「こだま号」のみに限定し「ひかり号」には乗車出来ない券があった。
     (東京−名古屋にまたがる券には「ひかり号・こだま号の自由席に」との表示があり)

  
大人小児用 淡紅色 Aサイズ
東京駅発行 S48.11.16
   大人小児用 淡紅色 Aサイズ
   京都駅発行 S48.3.14



   自由席特急券〔東京−名古屋間、こだま号専用〕

     東京−名古屋間、「こだま号」 専用の硬券には、中央に縦の赤線が1本入っていた。
     (「東京・名古屋間は、ひかり号にはお乗りになれません」との表示あり)



大人小児用
淡紅色 Aサイズ
名古屋駅発行
S48.11.16



準常備券
大人小児用 淡紅色
佐原駅発行
S49.11.15



    特定特急券

      1駅間、又は定められた区間を乗車する場合に発売される割引特急券。但し、
      自由席に 限り有効で、指定席利用の場合は所定の特急料金となる。



大人小児用 淡紅色
Aサイズ
清水駅発行 S48.1.30




昭和50年3月、山陽新幹線博多開通。「ひかり号」「こだま号」の料金が完全に一本化された。 この頃から → から ▼ 表示になる。


    新幹線自由席特急券

大人小児用
淡紅色
Aサイズ
名古屋駅発行
S56.5.3
           

    新幹線特定特急券

大人小児用
淡紅色
Aサイズ
新神戸駅発行
S56.5.3



   新幹線指定席特急券

      新幹線指定席特急券はDサイズの券を使用し、乗車する号車、座席番号は裏面に
      記入した。稀にAサイズの券も使用された。



大人小児用
薄緑色 Dサイズ
弥富駅発行
S56.10.15
〔裏面〕




 
準常備式
大人小児用
薄緑色 
三木駅発行
S52.11.5
〔裏面〕






〔閑散期用〕
準常備式
大人小児用 
淡褐色
篠山口駅発行
S58.11.17

 
〔閑散期用〕
大人小児用 淡褐色 Aサイズ
新豊田駅発行  S58.11.10
〔裏面〕

  

   新幹線特急券・グリーン券 

大人小児用
薄緑色 Dサイズ
東京駅
 旅行センター発行
58.10.17
〔裏面〕





 

準常備式
大人小児用
薄緑色
神辺駅発行
S56.4.25



    新幹線遅れ承知特急券

      新幹線が約2時間以上遅延している時、又は遅延する事が明らかな場合で、
      到着時刻に2時間以上遅延しても料金の払い戻しをしない条件として5割引
      の特急券を発売した。



大人小児用 淡褐色
Aサイズ
京都駅発行 S51.6.16



乗車券印刷発行機・マルス端末

昭和39年より、マルスシステムの取り扱いを本格的に開始し、特急券などの発券が行われた。 
   
昭和45年より、乗車券印刷発行機が導入され、窓口で係員が操作し、新幹線自由席特急券を発券した。







〔乗車券印刷発行機発行〕 

新幹線自由席特急券
名古屋駅発行 S56.5.5



昭和57年 6月23日  東北新幹線 〔大宮〜盛岡間〕 開業
昭和57年11月15日  上越新幹線 〔大宮〜新潟間〕 開業
〔その後、昭和60年に大宮〜上野間開業、平成3年に上野〜東京間開業〕      

新幹線特急券
大人小児用
薄緑色 Dサイズ
西川口駅発行
S60.5.6


新幹線自由席特急券
準常備式
大人小児用 淡紅色
金谷川駅発行
S48.11.16

新幹線自由席特急券
〔車内特急券〕

新潟車掌区乗務員発行
発行年月日不明




現在は、マルス端末、又はPOS端末設置駅が増え、国鉄時代の乗車券印刷発行機は無くなり、指定席特急券マルス端末で発行し、マルス端末未導入駅では料金専用補充券による発行に変わり、硬券は消滅した。



自由席特急券は、マルス端末、又はPOS端末でも発券する。マルス端末未導入駅では、料金専用補充券による発行に変わり、 硬券は消滅した。 新幹線停車駅では自動券売機で購入出来る。

(料金専用補充券) 薄緑色 坂北駅発行 H14.6.19 



地方の極一部の簡易委託駅等では、軟券の新幹線自由席特急券を発売している。




大人小児用 淡紅色
Aサイズ
磐梯町駅発行
H6.3.4

大人小児用 淡紅色
伊豆箱根鉄道 三島田町駅発行 H14.9.6




硬券のサイズ・・・Aサイズ 3.0 X 5.75cm、Dサイズ 3.0 X 8.7cm

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