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特別急行券・普通急行券・準急行券

H16.10.13更新




3等級時代 

昭和24年6月1日、日本国有鉄道が発足、当時は1等、2等、3等の3等級
             地色・・1等淡黄色、 2等淡青色、 3等淡紅色

 特別急行券普通急行券準急行券の三種類あり券は、AサイズとBサイズの券が使用され統一されていなかった。

昭和25年〜26年、急行券〔特急券〕はAサイズの硬券が全面的に復活した。

昭和26年11月、 特別急行券に3本・普通急行券に2本・準急行券に1本の斜の朱線が入る。



     特別急行券

  
特別急行券 〔3等〕
淡紅色 Aサイズ
門司駅発行 S28.4.17 
  特別急行券 〔3等〕
  淡紅色 Aサイズ
  川崎駅発行 S27.12.14





*昭和30年代になると紙質も良くなり
 券面の様式も統一された。
特別急行券 〔3等〕
淡紅色 Aサイズ
〔交〕岡山営業所発行 S31.2.21

          

     普通急行券

  
普通急行券 〔2等〕
淡青色 Aサイズ 〔補充式〕
〔交〕三ノ宮営業所発行 S33.9.1
  急行券〔3等〕
   淡紅色 Aサイズ
   〔交〕徳島営業所発行 S33.1.9



     準急行券

  
準急行券 〔2等〕
淡青色 Aサイズ 〔補充式〕
(交)湊町大丸営業所発行 
S31.10.27
  準急行券 〔3等〕
  淡紅色 Aサイズ
  静岡駅発行 S33.12.14




昭和33年10月、 急行券〔特急券〕と寝台券と一葉化したDサイズの券が発売される。斜の朱線が中央の縦の朱線に変更になる。



  
普通急行券 〔3等〕
淡紅色 Aサイズ
京都駅発行 S34.4.11

  急行券・寝台券 〔3等〕
  すいせい号 淡紅色 Aサイズ
  (交)大阪淀屋橋営業所発行
  S36.7.10 (2等級制後の旧券利用)




  
準急行券 〔3等〕
淡紅色 Aサイズ
松本駅発行 S35.1.7
  準急行券・座席指定券  〔3等〕
  淡紅色 Aサイズ
  来宮駅発行 S35.8.21




昭和35年6月1日、特急「つばめ」「はと」号の電車化により1等車廃止。  

昭和35年7月1日、等級名称変更  旧2等→新1等  旧3等→新2等に変更になる。




2等級時代

昭和35年7月1日、等級名称変更  旧2等→新1等  旧3等→新2等に変更になる。
             地色・・1等淡緑色、 2等淡青色



    特別急行券

特別急行券 〔1等〕 はつかり号
薄緑色  Aサイズ 
仙台駅発行 S40.9.19
〔裏面〕





  
  
特別急行券・寝台券 〔1等〕
あさかぜ号 薄緑色 Aサイズ
(交)八幡営業所発行 S40.2.4
  特別急行券 〔2等〕 はと号
  淡青色 Aサイズ
  名古屋駅発行 S39.1.17





特別急行券・寝台券 〔1等〕
はくつる号
薄緑色 準常備券
(交)青森営業所発行
S40.8.3



    普通急行券

  
普通急行券 〔1等〕
薄緑色  Aサイズ
(交)仙台営業所発行 S37.40.2   
  普通急行券 〔2等〕
  淡青色 Aサイズ
  札幌駅発行 S38.8.27



    準急行券

  
準急行券 〔1等〕
薄緑色 Aサイズ
白河駅発行 S36.11.6
  準急行券 〔2等〕
  淡青色 Aサイズ
  東京駅発行 S37.10.3





準急行券・座席指定券 〔2等〕
淡青色 Aサイズ
伊豆急行 河津駅発行 
S40.5.17



車内急行券

 主に車内で発売され、料金を数段に わたって印刷してあり、 発売の都度、該当の部分が最下段になるように切り離して発行した。 一部の駅では準常備券として窓口で、又は乗り換え客の為にホームや通路でこの様式の軟券を発行する駅もあった。



  
   
準急行券 淡青色 
名古屋車掌区発行
S36.11.16  (Y氏蔵)
  普通急行券 淡青色 
  東京車掌区発行
  S36.11.16
   普通急行券 淡青色 
   仙台駅発行 S39.11.11



(職) 普通急行券 準急行券 代用証

国鉄職員が普通急行列車、または 準急行列車に乗車する際に発行した。





薄緑色 Aサイズ
S38.5.4




昭和36年8月、乗車券と急行券〔準急行券〕と一葉化した券が関西で試用される。

昭和36年10月、東北特急と北海道特急〔「はつかり」と「おおぞら」など〕の一葉化した特別急行券がDサイズの券で発行される。

特別急行券 〔2等〕 おおぞら号・白鳥号
淡青色 準常備式 上芦別駅発行 S40.12.25



昭和39年2月、マルスシステムの取り扱いを本格的に開始し、特急券などの発行が行われる。

昭和40年10月、中央の縦の朱線廃止。 特別急行券にDサイズの券を使用する。列車名を券の上部に表示するようになった。

特別急行券・寝台券 〔2等〕 はくつる号
薄青色 Aサイズ  砂川駅発行 S42.9.13
〔昭和42年発行だが、旧券利用〕




昭和41年3月、特別急行券が特急券に、普通急行券が急行券に改める。準急は普通急行に統合され、消滅。

昭和44年5月、モノクラス制の実施により、1.2等制廃止〔等級廃止〕 



硬券のサイズ・・・Aサイズ 3.0 X 5.75cm、Dサイズ 3.0 X 8.7cm

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