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指定席券 ・ 特別2等車券

2011/06/20更新




客車指定券・特別2等車券

国鉄発足当時は、急行・普通列車は、2等車、3等車とも全て自由席で、特急列車は全車座席指定。(昭和39年、特急列車にも自由席登場)

昭和25年4月から駐留軍の指示で外国人観光用に新製したアメリカ式リクライニングシート車のスロ60型が特急「つばめ」に連結され、戦前から使用されていた従来の2等車と格差が極めて大きく「特別2等車」と呼ばれて、同年10月に特別急行列車以外に連結された特別2等客車に客車指定券が制定されて料金を徴収する。

昭和26年11月、 地帯別料金の特別2等車料金を設け、客車指定券を廃止し、特別2等車券にする。

 特別2等車券
 淡青色 Aサイズ
 京都駅発行 S29.6.5



座席指定席券



昭和33年8月に特急列車以外の2等車、3等車に座席指定制度を制定し、座席指定券を発売する。 座席指定制度実施により、急行券、又は準急行券と座席指定券を一葉化した券を制定する。

     10月に普通急行列車の2等車が全て座席指定制となり、特別2等車券を廃止する。


 準急行券・座席指定券
  〔3等〕

 淡紅色 Aサイズ
 来宮駅発行 S35.8.21


昭和35年6月に151系特急電車のパーラーカー(展望型特急電車)の特別座席券を制定する。


昭和35年7月、3等車を2等車、2等車を1等車に等級を変更する。

 〔1等〕 薄緑色 Aサイズ
 (交)仙台営業所発行 
 S37.10.2




連絡船用 〔1等〕 
薄緑色 Aサイズ
摩周丸発行 S39.8.17
 〔裏面〕



 〔2等〕
 淡青色 Aサイズ
 新橋駅発行 S41.910


 準急行券・座席指定券
  〔2等〕

 淡青色 Aサイズ
 伊豆急行 河津駅発行
 S40.5.17



昭和41年3月にDサイズの硬券が登場し、列車名を券の上部に表示するようになった。 (急行券、又は準急行券と一葉化した券は、以前から上部に列車名を表示していた。)

  
〔1等〕 薄緑色 Aサイズ
上野駅発行  S43.1023
  急行券・座席指定券〔1等〕 
  薄緑色 Aサイズ
  伊東駅発行  S41.12.11  


〔2等〕 淡青色 Dサイズ 安来駅発行 S42.12.17



昭和44年5月にモノクラス制移行で1等車の座席指定券特別座席券を廃止。
            
 関連発売制度により、急行券と指定券とが一葉化したDサイズ券の発売が常態となり、Aサイズ券で指定券発行は少なくなり、指定券の単独券は臨時の普通列車や快速列車のみとなる。


 大人小児用 薄緑色
 Aサイズ
 伊豆箱根鉄道
 修善寺駅発行
 S52.8.22 


大人小児用 薄緑色 Dサイズ
長岡駅旅行センター発行 S51.1.29



昭和50年頃から、 「 乗車駅 下車駅 」 から  「 ▼ 」 表示に変わる。

  
大人小児用 薄緑色 Aサイズ
伊東駅発行 S54.4.1
  季節割引用
  大人小児用 淡褐色 Aサイズ
  伊東駅発行 S52.11.21


大人小児用 薄緑色 Dサイズ 
高崎駅旅行センター発行 S60.319


季節割引用 大人小児用 淡褐色 Dサイズ 
芦別駅発行 S56.6.29


マルス券

 昭和39年より マルスシステムの取り扱いを本格的に開始し、指定席券などの発行が行われた。 現在は、マルス端末置駅が増え、そして、マルス端末を設置していない駅では特別補充券による発行に変わり、硬券の指定席券は消滅した。







  
〔青函4便〕 1等
函館駅発行 S42.5.4
   〔富良野・美瑛ノロッコ号〕
   亀戸駅発行 H13.7.17




硬券のサイズ・・・Aサイズ 3.0 X 5.75cm、Dサイズ 3.0 X 8.7cm



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