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タカラ 巨大合体 キングエクスカイザー
最近スパロボでガオガイガーが出て有名になってきている。
『ヘルアンドヘヴンとかカッコいいよねぇ〜、ゲムギルガンゴーグフォぉぉぉ』とか『光になれェ〜〜!!』とか周りで時々耳にする事が増えている。だがしかし!!
お前ら、スパロボだけだろ?本編見たことねぇのにガオガイガー語ってんじゃねぇよ。
あんな2Dモザイクバリバリの映像でガオガイガーの凄さを分かってもらっちゃ困るんだよ。
更に言うならよぉ、ガオガイガー見ただけで勇者シリーズ語ってんじゃねぇよ。
俺に言わせりゃな、ガオガイガーよか先人の勇者達のほうがずっかカッコいいんだよ。
8年間続いた勇者シリーズ、なめんなよ。
と、言うわけで・・・今回は勇者シリーズ第一作目!「勇者エクスカイザー」より、『巨大合体キングエクスカイザー』をレビュー!! ゴーー!!(怒鳴)
1.都会って凄いなぁ2
デカレンジャーロボを捕獲した後、俺達は再びヘロ声と、オタク溢れる電気街通りへ・・・・。
どの店に入っても見えるのは、美少女だか美幼女だか区別のつかないくらいまでディフォルメされたキャラクターばかり・・・お前本当に児童ポルノ法とか分かってる?っていうレベルのヤツばっか。
ちっちゃい子は可愛いだろうけど、別にムラムラなんかしねえだろうに・・・・・あぁ、ロリコンの極みね。
随分と歪んできたもんだなぁ、世界もよ・・・・・4頭身のキャラクターを夜オカズにするんだもんなぁ。
リバティーホビー館を出て約数時間、やはり耐え切れなくなった俺は、再びホビー館へ戻ることに。
さっきに比べて戦隊シリーズの品が明らかに減っていた。やはり都会は物流が激しいんじゃのう・・・・近所のプラモ屋に20数年眠っているイデオンのプラモなんかとは大違いだね。
そこでふと、目に止まったのが、オリジナル版の「巨大合体キングエクスカイザー」、十数年前の物だけに、金額がヤバい事になっております。
エクスカイザーは元々から好きだったし、欲しかったものなんだけど・・・・流石にウン万円するんじゃ手も足も出ないわ。
途方に暮れてる俺の背後には、ジェネシックガオガイガーが鎮座しておられた。
何なんだよぉ、髪の毛振り乱してよぉ、全くよぉ、テメェ、歌舞伎でもやるつもりか!?
俺はどうもガオガイガーファイナルが肌に合わないのだ。話として訳がわからんし、アクションもあまあまになってるし。
極めつけにジェネシックだよ。・・・・あれはガオガイガーじゃねぇ。勇者なんかじゃねぇんだよ。
ガラスケースになんか包まれおって・・・・お前はそんなに偉いんか。
ガラスケースの下の方を見れば、あらあら、こちらもスパロボで有名になった飛影さんじゃありませんか。
その横にはゲッシー(ゲシュペンスト)やら、ヒュッケやら、重い鉄やら・・・・・・スパロボだらけ。
もうやめてくれ、頭がおかしくなりそうだ。
ガラスケースの中身から視線を逸らそうと、ガラスケースの上にあるパッケージに目を向けた。
・・・・・あれ? どこかで見たことある箱だこと・・・・・これは復刻版キングエクスカイザーではないか。
勇者復活計画の第一弾として発売されたキングエクスカイザーが・・・・・どうやら新古品のようで、金額がスゴい事になっております(安くて)。
まさか¥2000で手に入るとは・・・・それにしても箱がデケェ。
2.あ〜かい、赤〜ぁい
デカレンジャーロボの時にも書いたように、メイド喫茶で付きあわされ、30分以上立ちっぱなしだったせいで、一日目は帰ってそのままバタン。開封は翌日に持ち越された。
デカレンジャーロボを開封した後、キングエクスカイザーのデカイ箱を開封する。俺、美味しいものは後で食う主義だから。
箱を開けると、中から出てきたのは、時代のせいで針金にがんじがらめにされ、ダンボールに貼り付けされたキングローダーと、エクスカイザーだった。ヒ・・・ヒドイ・・・!!
俺は即その針金の呪縛を解く。いや、だってあまりにも衝撃的で嫌だったんだもん。
呪縛をとかれ、自由の身となるエクス様。やっぱりエクス様はカッコいいなぁ・・・・ん?ちょっと待てよ?
エクス様、窓ガラスが赤く染まっておられますぞ!!?
どういう事だ?新古品じゃないのか?いや、これは塗装してない・・・・って事は・・・。
まさかまさかの成型ミス・・・・・・・。
これって、復刻版の悲しさかな?オリジナルと差別を計るためにこういう事をしたっていうんなら・・・・・
なんて事をしてくれたんだタカラぁ!!
プレミアなんか気にしないで復刻して欲しかった。
オープニングのクルリンって回るとこだって、これじゃあ決まらないぞ・・・・。
今度思い切って塗ってみようかな・・・ABSに塗れる塗料ってあったかな?
はぁ・・・・・まぁいいや、何はともあれ、チェンジだチェンジ!
本編よりぱっちりおめめのエクスカイザー。結構良く動く。
「チェーンジ!!エクスカイザー!!」
他の車勇者達より一回り大きいエクス様、アニメと殆ど同じ変形ができるとこがいい。
また、変形の都合上、体中、特に肩周辺が良く動く。
さらに平たい胸が、横にある黄色いレバーでブレストオン。(GIFアニメ参照)本編と同じくライオンの顔が現れる。
ライオンの口は開くのか開かんのか良く分からん・・・・0.5ミリくらい動く。(いや、本当だって)
3.箱入り娘
さて、巨大合体と言われるのだから、合体させねばいけない。
エクス様と合体するのは、異次元から現れるキングローダー。やたらとでかくて場所を取る大型のカーキャリー(?)だ。そう考えると異次元に隠すのは正解だね。
「キィーーングロォダァーーーー!!」
の呼び声で異次元から雷のように登場。そして突然宙に浮く。
「フォームアップ!!」
このように「ゴーディアン形式」で取り込むように合体。蓋を閉じて合体完了。簡単だけど、TVと全く同じ合体にちょっと感動。
完成、巨大合体キングエクスカイザー。
い、いや・・・・さすが巨大と謳うだけはある。デカイわコイツ・・・・・ゴーディアン方式のせいで随分と撫で肩だけど。
胸のライオンの顔は、これまた横にある黄色いレバーを押す事によってバネ仕掛けでブレストオンします。殆ど変わらないけど。
しかし、中にエクス様をまんま入れるから、体型は完全に箱・・・・・いや、これは大箱だな。
あんなに多かった可動部分も、股関節が八の字に開くのと、腕関節だけになった。
本編と同じように、ふくらはぎの部分にはまるでイングラムみたいに、カイザーソードが収納されている。
ほら、そっくりだ。
折りたたんであるカイザーソードを広げて、手に持たせる。デカイ身体に対してリーチが短すぎ。
コレではカイザーソードっていうか・・・『カイザー脇差』!?
う〜ん・・・もうちょっとだけでも、善処は出来なかったんだろうか?
これでは、あの「雲を突き抜けるほど縦横に長くなる」カイザーソードには到底及ばないぞ。
・・・・しかし、気になってたんだけど、あのつばの部分が伸びる意味って何なんだろう?伸びても特に意味は無いよねぇ?
それから、エクスカイザーのスーパーカーモードの状態で、キングローダーを牽引することが出来る。
あのオープニングでも有名なシーンを再現できるぞ。こういう細かな心意気が嬉しいよね。
「な〜にも〜〜恐れないさ〜♪」
そうそう。エクスカイザーの本編の方なんだけど、やっぱり第一作目だけあって力が入ってて見ごたえがある。
特に第1話のまとまりは今見てもなかなかいいと思う。
友人曰く「あれは絵が幼稚すぎるから、勇者シリーズには値しない」だと。バカ言うでねぇ、むしろリアル思考に走ったガオガイガーの方が勇者シリーズにとっては異色なんだよ。
勇者シリーズのいいところってのは、物語が分かりやすく、それでいて大人も子供も面白いストーリーなんだよ。
それでいて、最終回にはめっちゃ感動できるモンなんだよ。
ほら、ガオガイガーがいかに異色なものか・・・・。
大体ガオガイガーは、その頃流行ったエヴァの風味をふんだんに取り入れてるから(っていうかロボットアニメの風潮として当時はそうだったか・・・)リアルになってしまったんだよ。
エクスカイザーは少年とロボットの心のふれあいが感動を呼ぶストーリーなんだ。
多分今のロボットアニメじゃ、とても出来ない芸当だろうね。
ともかく、ガオガイガーが勇者の全てじゃない。勇者シリーズの原点を是非一度見てから、語って欲しい。
てな訳で以上、勇者シリーズ第一弾、巨大合体キングエクスカイザーでした。
第二弾はファイバードで行こう!!
DVD買いてぇ。
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