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UM四国進出記念
行けねぇ事はねぇ。幻の四国正月旅行
今は無き、大須賀町刻印つき看板。
しかし東海大震災はいつになったらくるのやら・・・・。
今回の事の発端は冬休みに旅行に行こうという話から始まった。
しかし金も無ければ時間もない、そんな我らが利用できる移動手段は専ら「青春18きっぷ」である。
前はこれで東京や京都に行った。
しかし再びそこに行くのは何か面白くない。
そこで、いつものUMメンバーで意見を出し合った。
以下がその候補に上がったものである。
①鎌倉 (一番楽に行けて、一番遊べる)
②京都(香が買いたい)
③石川 (トンガリに行きたい)
④群馬 (ただ、なんとなく)
などなど。
と様々な意見が上がった。
がしかし・・・「行くだけで疲れてしまう」とか「本当にたどり着けるのか?」という意見が意見を呼び、
会議は遅延、さらには注文したご飯が中々来ない、ダーツが急激にマイナス点になる、
ネカフェのパソコンの接続が悪くなるなどのハプニングが続出し、マージャンの回転は更に悪くなった。
皆が事態に頭をもたげ、最悪の場合中止となりかけていたその時であった。
「四国に行きませう」
「どうして?」
「え・・・・・」
「うどんが食べたい」
「ソレイイネェ」
そしてUMの四国制圧が決定したのであった。
正月くらいどこかに行きたい。
でも金も時間もそんなに無いよ。
そんなあなたにやはりオススメ、馬鹿旅のススメ。
私は金のかからないバカバカしい旅を応援しています。
Task..1 始まりの街、掛川。
いつもここから始まる旅、始まりの街掛川にある、掛川駅にメンバーが集合したのは朝5時半の事であった。
駅員のおっさんは、俺たち総勢六人が改札を通る様を、何とも言えない奇異の目で見送ってくれた。
今年の冬は暖冬とはいえ、早朝の闇は身の切れるような寒さであった。
まずはここから浜松までの旅である。
↑発車した浜松行き電車、いつもと変わらぬ車内である。 その中で早々モンスターハンターをやる四人。↑
ちなみに、PSPの電池は四時間ほどの耐久力を持つらしい。
↑浜松にて豊橋行きに乗換る。イエモンの広告は凝ってるなあと感心した。
さらに大垣行きへ。サラバ豊橋!!また今度帰るときに通るよ!
そして名古屋を通過。「あーこのまま真っ直ぐ行けば我が家が・・・」とは俺の言。
さらに電車は進んで岐阜を通過し、大垣へ。
しかしここで緊急事態が。
大垣はムーンライトながらの到着駅、多くの旅行者達でごったがえしていた!
駅を降りた瞬間、駆け出す乗客。溢れ返る駅ホーム。
そう、これが世に言う「大垣ダッシュ」の凄まじさであったのだ。
我々も急ぐ事を余儀なくされ、押しつ押されつ、揉み揉まれる混雑の中を進んだ。
しかし、米原行きの電車は盛大に込み合い、窓際で押しつぶされる事一時間弱・・・。
この垂井駅を見て、「たるい」「たりぃ〜」とメンバー全員が口にした。
この間にも着々と車内の人数は増え、人間の飽和溶液が発生していた。
醒ヶ井、近江長岡は一面霜に覆われていた。
なんとも淋しい所だったので、ここで終電を降りる事の無いように気をつけたい。
そんなこんなで米原に到着したのであった。
おはよう新ドラえもん!! スタンプラリー懐かしい。
米原の改札機、JR西日本の管轄内なのでチャージが出来る。
ここで新技「米原チャージ」が出来るゾ(違
俺たちは新しく「米原チャージ」と「大垣ダッシュ」を覚えた。
一回ここで降りて30分ほどの休憩を取ることに。
そういえば朝飯まだだった、と皆町へ繰り出す・・・が。
米原駅周辺は特に何も無いのだ。
駅前のデパートもこの時間では空いておらず、その中のマックにも入れない状況であった。
そこで我々は付近にあった某○Kへ。
みな朝飯のおにぎり、サンドイッチ、飲み物などを購入する。
そこで俺は肉まんを注文。すると・・・。
店員「肉まんにからしはつけますか?」
俺「え・・・あ、はぁ・・・・・・えーー・・・何のですか?」
店員「えっ・・・・あの、肉まんのからしです」
俺「あ?え・・・・は? からし?」
店員「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
俺「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
俺「あっ、ああああ、あたっあたぁ当たり前じゃないっすか、つ、つ付けてくださいよ」
店員「はい」
いやあ・・・この付近では肉まんにからしを付ける習慣があったのか・・・・。
関ヶ原の友達に聞いてみても「知らない」との事。
何だか異文化コミュニケーションしてしまいましたよ。
後に大阪の友達に聞いた情報では、「東では肉まんにからしつけへんのやな」との事。
どうやら関西方面では、肉まんにからしを付けるのが普通になっているらしい。
これはちょっとレボリューションだねぇ。
そして9時半、米原を出発、一路到着駅「姫路」を目指す。
(左)大阪駅通過ー、駅前はやっぱり何度見ても首が痛くなる。
(右)兵庫付近。海が見えた。電車の中で海が見えると年甲斐も無くワクワクしますねェ。
(左)出た!!明石海峡大橋!!電車はこの橋の真下を通る。
(右)そんなこんなで姫路に到着。
姫路駅からはあの天下の名城姫路城が小さく望める。
姫路はそこまで都会じゃない良いレベルの都市であった。
サラバ姫路!!時間があったらまた来るぜよ!
そうそう、途中網干のあたりで、近くに幼い姉妹とその親らしい人が座って歌い始めた。
「ごちゃくのつぎはひめじ、ひめじのつぎはあがほ、あがほのつぎはあぼし、あぼしのつぎは・・・わかんな〜い」
付近の住民にもちゃんと愛されてます、山陽本線。
姫路から岡山に向かう途中の駅・・・多分万富か上郡だった気がする。
何か高級車両っぽい電車が止まってたので写真を撮る。
この辺りは本当に山の間を走っていくので、退屈になる人と楽しくなる人の差が激しい。
来たぜ岡山!駅前は中々の都会だ!
ココにて昼食に何故か駅中のカレーを食べる。
ある者はハヤシライスにスパイスをかけて食べる。
ついでにここでお土産も買ってしまう。
駅のメロディーは岡山だけあって「桃太郎さん」 ここで脱力ソングは止めていただきたい。
「快速マリンライナー」絶対変形しそうな名前だ。
これに乗って本州四国間を駆け抜けるゾ!
Task..2 出たぞ!未知なる島、四国。
瀬戸大橋内だ! 沖合いに見える島々に感動!橋ゲタの島に涙・・・。
四国についた途端にこの風景、ゴジラ絶対来るって!!
相当でかいぞ!坂出港!つーかやっぱマジでゴジラ来るって。
四国の入り口の駅、坂出。
こっからJR四国管轄になるんだとさ。
あれに見えるは讃岐富士か!?
(左)何か讃岐富士っぽい・・・コレがそうなのか??
(右)双子讃岐富士? まぁ何ともいい形をしたボイン型・・・・。
着いたぞ!!四国は香川高松!!
見慣れないデザインの駅看板だ。
特別車ッぽい列車を二つ見つけた。
アンパンマン列車!?なんじゃそりゃ?
つーか、やなせたかしって四国生まれだったんだな・・・シラナンダ。
駅内の売店にて発見、八十八茶・・・聞いたこともね—し見たこともねー。
静岡って行ったら富士山&お茶か・・・まぁそうか。
駅前に出現!親切な青鬼君!
つーか本当に何物?詳細求む。
コレだよコレ!!コレが食いたかった!!
高松駅前の小さなうどん屋で本場の讃岐うどんをたいらげる。
ちなみにかけが一杯150円だ。
おでんも1本80円とリーズナボー。
ここで四国のおっちゃんおばちゃんと仲良く話すことが出来た。
向かいの席にいた女の子達も、実は静岡から来たとの事だった。
世界は狭い・・・?
・・・・ナルホド!!
成報堂でナルホド・・・ってなんだギャグかよ。
地図に書いてあるこれは何だ?・・・栗林公園?
くりばやし?りつりん?・・・・・いや!これはクリリン!!?
クリリンのことかーーーー!!?
我らはクリリン公園へと向かったのだが・・・・
開園時間 午前8時から午後5時まで
ケチ!! クリリンのケチ!!
結局その日はそこでタイムオーバー・・・・
一路本州を目指し、今度はつるっとした形の電車に乗る事にした。
目赤いし、どう見ても敵役ロボットですね。
その電車の中で食べた駅弁各種。
たこ飯・・・・イイダコの煮付けが丸ごと入っている豪華使用。
あなご飯・・・・アナゴの煮付けと他付けあわせが入っている。
牛めし・・・・・・・・・・・・・・・・牛肉を惜しみなく使った定番弁当
すでに腹八分だったのに、駅弁を食べたせいでややグロッキーに。
まあ美味かったから良いかぁ。
本州に戻り、岡山から大阪へゲットバック!
今夜の宿を探す為、駅前を放浪する六人。
駅前のイルミネーションがとてもきれいだったので一枚。
「うわぁ〜〜〜エチゼンクラゲみてぇーだ」
(左)こわ!!ソネザキ怖っ!!!二度といかねぇ!
(右)宿を探していたら、小さな狭い横丁に・・・・押井守の世界みたいだ。
そしてその夜は、ラブホが立ち並ぶホテル街に立つ、ホテル関西に止まる事になった。
一拍2000円、1000円で一晩エロチャンネル見放題である。
(左)翌朝、ホテルの近くにこんなものを発見。
キャバレーも日々進化しているのですね。
(右)早めにアクションを起こす為、駅地下の金券ショップでキップを追加購入。
急がないと乗り遅れちまうぜ。
と、その中で買った「元祖たこ焼き」なるモノ。
「ソースかけてください」と頼むと
「ソースはかけないんですよ、そのまま食べてみてください」と言われた。
食った・・・・・。
「う・・・・・!!」
「こ、これは・・・・・・・・」
「・・・・そんな・・・・でもない・・・・な」
その後大阪を出た俺たちは、一路京都へと向かった。
それはメンバーの一人、SGNM氏がお香を買いたいが為である。
京都観光も含め、お香探しの旅が今始まる!!
Task..3 イニシエの街、京都お香列伝。
(左)何か霧の中に党が見えてきたぞ!!ワクワクしてきたなぁ。
(右)清水寺到着!真っ赤な門がイカしてるぜ!
(左)本堂舞台付近より。正月だと言うのに沢山来るねぇ。
(右)音羽の滝の上にある祠。相当年期が入ってそうな祠だ・・・・。
(左)音羽の滝にある、「紫外線滅菌装置」なるもの。
柄杓をこの中に入れて殺菌するそうな・・・日本人キレイ好きすぎ!!キモ!!
(右)本堂舞台より撮影。つーか外国人観光客の割合が半端じゃねぇ。
やはり京都は日本の象徴なんですなぁ。
ベストアングルショット!!
つーか清水寺は何処から撮ってもベストアングルになるように工夫されてる感がある。
和の美を追求した究極のデザインに、ただ驚かされるばかりである。
とはいえどうしても「ゴジラVSメカゴジラ」思い出しちゃうんだよなぁ。
清水寺境内で茶店に入る。
昼から生ビールを頂く二人。茶団子をつまみに進む酒。
ここにて生まれて初めて「ひやしあめ」を飲んだ。
なんつーか、あまじょっぱい。
(左)午後は本格的お香屋さがし。
急な坂を降りたり登ったり・・・・
お土産やで試食の八つ橋食べ放題♪(止めろ
(右)途中見つけた、「オカラコロッケモナカ」なるもの。
これで100円だが、そこまで美味くはない。
ただ、確かに普通のコロッケよりはヘルシー感はある。
夕暮れに映える五重塔。
日本人に愛される街というのがよく分かる。
・・・そろそろ日も沈みそうなので、帰る準備でもしますか。
無事お香も買えた・・・・。
「帰る前に晩飯を食べよう」と言う事で、駅前から徒歩5分ほどのラーメン屋で食事をする事に。
なんかめっちゃ真っ黒なんですけど・・・!?
もうすぐ旅も終わり・・・後はひたすら一直線に帰るだけだ。
皆疲れたのか、寝たり寄りかかられたり・・・・。
始まりの街、掛川に着いたのは午後11時半を過ぎた辺りだった。
やはり静岡は静かだ・・・・静かで良かった。
こうして我々の命をかけた、一泊二日の四国旅行は、見事大成功の内に幕を閉じた。
ただ一つ・・・・・。
その翌日が成人式である事を除いては。
今回合計金額
電車代(二日分)4600円+宿泊費2000円+飲食代3000円
約一万円也
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