このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


機番形式保存場所所在地最寄り駅
(バス移動有)
14121400株式会社トミーテック 本社工場栃木県 下都賀郡壬生町おもちゃのまち3-3-20  東武 宇都宮線
おもちゃのまち駅

    

    
  
撮影 2003/6/25

案内板より
  ドイツ・クラウス社より、1896年(明治29年)に九州鉄道が購入し、No.44とした。1909年(明治42年)鉄道国有化の波の中で九州鉄道管理局に配属。形式1400、No.1412と改正されて明治、大正の各時代を走り続けた。
  1927年(昭和2年)に国から払い下げを受けた鹿島参宮鉄道(現、関東鉄道)の鉾田線で1963年(昭和38年)頃迄使用していた。同型の蒸気機関車は、日本に19輌購入され、No.1400〜1418と指定されたが、払い下げ後は民鉄や各工場などで活躍していた。だが、1960年(昭和35年)迄にその全部が廃車され、ここに設置された1412を除いて解体されてしまった。
  この型の機関車はKRAUSS社製の他の10型や1440型と同様のワルシャート・タイプの弁装置を持ち、初めて日本にその弁装置を紹介したものとして評価されよう。またシリンダーと弁室が保守に便利な分解構造になっている。更に動輪のバランスウェイトの一方を小扇形に設計してあるなど現存する貴重な蒸気機関車と言える。

1412の主要諸元
  気筒径×行程 :379mm×540mm 運転整備重量 :35.9ton
使用圧力 :11.3kg/cm2水槽容量 :5.7m3
火床面積 :1.10m2燃料積載量 :1.65ton
伝熱面積 :
77.8m2
 煙管 : 71.3m2
 火室 : 6.5m2
最大寸法 :9566mm×2515mm×3620mm
動輪径 :1120mm
  

ここに設置されているSLは、1979年(昭和54年)迄株式会社オリエンタルランドの用地(千葉県浦安)に保管されていた。同社より譲渡を受けたトミーは、日本車輌製造株式会社に修復依頼をした。同社により修復依頼された2台(5号機関車の案内もある)のSLは、1980年(昭和55年)5月トミーによってこの地に静態保存公開された。

サイドタンクやキャブドアの下部など錆て穴が開いている
良く見ると錆が下に落ちている
早急に再度の補修が必要だ
  明治29年 購入 九州鉄道 (製造 ドイツ・クラウス社)
  明治42年 配属 九州鉄道管理局 (鉄道国有化)
  昭和2年 払下 鹿島参宮鉄道 (現、関東鉄道)
  昭和38年頃 廃車
  昭和54年 修復 日本車輌にて
  昭和55年5月 保存 株式会社 トミーテック
  
古典機
 明治5年(1872)10月14日 新橋(汐留)〜横浜(桜木町)間に鉄道が開通した当時から、
 [8620]型[9600]型が生産されるまでの輸入蒸気機関車を中心に古典機と位置付け
 まとめました

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください