D50最初9900形として1923年から製造を開始した貨物・勾配用機関車で、1928年にD50と改称、1931年までに380輌が製造された
C51(当初 18900形)と共に大正期を代表する大型機で、C51より少し後の生まれだけに棒台枠が採用され、最初から
給水温め器とコンプレッサーを装備していた
国産最初のミカド(車軸配置1D1)である
初期にはバッファーカプラーを付け、角形給水温め器、ウォシントン式給水ポンプを使用、のちにデフレクター装備、
テンダーの変更、給水温め器とポンプの標準化などの変化がある
また、汽車会社製はサンドボックスが角ばっているのが特徴で、後期にはC53タイプのキャブも現れた
D51に追われ早くから第一線を退いたが、その活躍はかなり遅くまで続いた
大正末期(すなわち9900時代)、強度増加のため動輪およびサイドロッドの設計変更があって、スポークが14本から
15本となり、ロッドは関節部の形が変わり太さを増した |
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