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高速道路の怪人<13.2.24記> 北関東自動車道の高崎ジャンクション〜伊勢崎インターチェンジ(延長14.5km)が、3月31日に開通する。
この道路は、群馬・栃木・茨城の3県を150kmに亘って横断する。茨城県と栃木県はすでに部分開通しており、残る群馬県がやっと12年度の年度末に開通の運びとなった。
この道路は3県のみならず、東日本圏の人達に多大の利便性をもたらすものとして、早期の全線開通が待望されている。太平洋側と日本海側のアクセス向上によって、物流が活発になり、個人の行動半径も拡大して生活の潤いが増すであろう。
北関東自動車道は僕の家から300m程離れたところを通る。「群馬歳時記」ページで紹介している、僕のホームグラウンドである田園地帯は、高速道路で二分された。このために秀麗な山々の景観が犠牲になったが、便利さを得るのであるから潔く我慢しよう。
高速道路の付帯構造物も、だいぶ形をなしてきた。昨秋、盛土のり面に植えられた樹木は、冬の空っ風から守るために寒冷紗が施された。その姿はあるものを想像させる。そう、子供の頃に読んだ絵本だ。ヨーロッパの怪人?、魔法使い?、怪僧?、マントかローブを着て、頭巾をかぶったカッコウである。この冬限りの、怪奇なオブジェとして紹介する。
道路北面、赤城下しがもろだ
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道路南面、日当たりは抜群 |
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