このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

絵手紙

山中の廃駅

 ここは、群馬県の廃線となった山中の駅跡。戦後まもない梅雨時のさなか、二日間にわたり山腹が崩壊し、鉄道関係者50人が犠牲となった。救出作業は困難を極め、進駐軍が重機を持って加勢した。頭や手足がもがれ、衣服をはがれて遺体の判別に手間取った。土砂の中からは子供を抱いた母子の遺体が発見され、ひときわ人びとの涙を誘ったという。開通したのは2週間後。1周忌には殉難碑が建立され、毎年慰霊の参拝が行なわれている。

No.66 

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