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施設名称 真岡市久保講堂(旧真岡小学校久保講堂)
設計者名 遠藤新
施工者名 不詳
建 築 年 昭和13(1938)年
構 造 木造
階 数 2階建て
所 在 地 栃木県真岡市田町1345−1
備 考 ◆屋根:瓦葺き ◆建築面積:651m2 ◆左右塔屋付
◆登録基準:造形の規範となっているもの
◆参考書類:日本近代建築総覧
久保講堂は、久保六平が自身の80歳を記念して4.8万円を投じ、昭和13(1938)年5月に建設された真岡小学校の旧講堂である。設計者は遠藤新(えんどう あらた)。帝国ホテルを設計するために来日した米国人建築家フランク・ロイド・ライトに心酔し、自由学園目白講堂、甲子園ホテル(現在の武庫川学院甲子園会館)や目白ヶ丘教会を設計している。
当時としては斬新な、インターナショナル・スタイル(国際様式)の建物であった。正面には、水平線を強調したバルコニーが切妻屋根よりも低い位置に設けられ、その左右には展望用の塔屋が立ち上がっている。水平線(バルコニー)と垂直線(塔屋)を強調した左右対称のシンプルな意匠に特徴があり
、遠藤新の作風がよく現れている。外壁は、淡黄色のモルタルで平坦に塗られている。内部は広く明るい板敷きで、両側及び背後の2階にギャラリーがある。
真岡小学校には体育館が新築され、一旦は取り壊しの危機に直面したが、建物の学術的価値や文化施設としての利用価値が認められ、昭和62(1987)年に現在地へ移築・保存された。
現在は、真岡市の文化施設として活用されている。
参考文献一覧
◆ 国指定文化財等データベース
( http://www.bunka.go.jp/bsys/searchlist.asp )
◆ 真岡市久保講堂
( http://www.iris.dti.ne.jp/~nickey/en_mooka.htm )
◆ 遠藤新 - Wikipedia -
( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E8%97%A4%E6%96%B0 )
◆ 真岡市久保講堂(旧真岡小学校久保講堂)
( http://www.tochigi-c.ed.jp/bunkazai/bunkazai/list/172.htm )
【 作成:2007(平成19)年9月25日 】
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