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国 登 録 有 形 文 化 財  第 1 0 − 0 0 0 1 号

群 馬 県 庁 本 庁 舎

平成8(1996)年12月20日 登録

 

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 施設名称  群馬県庁本庁舎

 設計者名  佐藤功一

 施工者名  清水組

 建 築 年   昭和3(1928)年

 構    造   鉄筋コンクリート造

 階  数  地上3階、地下1階

 所 在 地   群馬県前橋市大手町1−1−1

 備  考  ◆建築面積:2019m2

       ◆登録基準:造形の規範となっているもの

       ◆建設費:71万3千円(当時の金額)

 

 佐藤功一(日比谷公会堂や早稲田大学・大隈講堂の設計者)の、昭和初期における庁舎建築の規範的な作品である。

 昭和3(1928)年4月9日に、落成式が行われた。

 外壁は石張り(1階部分)とスクラッチタイル張り(2・3階)。玄関正面は半円アーチの車寄せとし、その上は知事室前のベランダとなっている。建設当時からスチーム暖房・水洗トイレ・電気式集中制御時計が整備されるなど、関東近県では最も先進的な建築技術を駆使した建造物である。

 平成13(2001)年11月に本庁舎が国民文化祭の会場として使用されるため、改修工事を行った。館内にエレベーターを新設し、トイレをつくり替えるなど使いやすさに配慮した。また全館バリアフリーとなっており、全ての人にひらかれた新しい群馬の顔として、人々に親しまれている。

 また、市民ボランティア団体「黄色いピアノを送る会(代表世話人:喜多内十三造(兵庫県在住・詩人)」から群馬音楽療法研究会(事務局長:吉江福子氏(前橋市))へ送られた全国3台目の『黄色いピアノ』が群馬県に寄贈され、2階南ロビーに設置されている。

 

「黄色いピアノ」利用案内

     ↓

http://www.pref.gunma.jp/cts/PortalServlet;jsessionid=068167BDEC8141015B7C7ABA91259A13?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=3667

 

 

参考文献一覧

◆ パンフレット「温故知新・昭和庁舎」

◆ 群馬の近代化遺産「颯爽たる上州」(発行:株式会社 煥乎堂)

◆ 文化財選集( http://www.bunka.go.jp/english/11/1/detail/show.470.html )

◆ 群馬県庁本庁舎 1棟( http://www.manabi.pref.gunma.jp/bunkazai/01515.htm )

◆ 近代建築散策( http://maskweb.s22.xrea.com/architecture/b_gunmapref_1_1.html )

◆ 近代化遺産探訪〜群馬県近代化遺産総覧( http://www.gijyutu.com/ooki/kindaikaisan/gunma/souran.htm )

 

 

【 作成:2007(平成19)年9月14日 】

 

 

 

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