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施設名称 桐生織物会館旧館
設計者名 不詳
施工者名 不詳
建 築 年 昭和9(1934)年
構 造 木造
階 数 2階建て
所 在 地 群馬県桐生市永楽町6−6
備 考 ◆屋根:瓦葺き ◆外壁:タイル張り
◆建築面積:833m2
◆登録基準:造形の規範となっているもの
昭和恐慌の混乱からいち早く立ち直った桐生は、昭和10(1935)年前後に織物産業の全盛期を迎えた。この躍進は「大陸に輸出販路を築くのが早かった」・「人絹や絹洋服地などの新製品を創り出した」ことなどが、原動力となった。また京都・西陣も驚くような、派手な宣伝を行った。そして、この好況期の頂点の時に、「桐生織物会館」が建設された。
建物は当時流行していたスクラッチタイル張りの外壁を取り入れ、屋根は青緑色の日本瓦葺きとしたモダンなものである。また、好景気に沸く市民がこのスタイルを真似たこともあり、周囲には同じスクラッチタイル張りの事務所や住宅が見られる。
建物自体は、明治の終わり頃から役所や事務所に盛んに使われた背の高い総二階である。上階に大会議室をもつ形式であり、主に織物関係の各組合の事務所が置かれ、まさに桐生織物業界の作戦本部となった。
現在でも、各種事務所や会議室・催事などに利用されている。
参考文献一覧
◆ 国指定文化財 データベース
( http://www.bunka.go.jp/bsys/searchlist.asp )
◆ 桐生織物会館旧館
( http://www.city.kiryu.gunma.jp/web/home.nsf/5eab0faad6473e1e49256a0600230630/cae54863a9629a5a49256fa2000de3d2?OpenDocument )
【 作成:2007(平成19)年9月9日 】
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