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施設名称 旧中山郵便局
設計者名 不詳
施工者名 不詳
建 築 年 江戸時代末期
構 造 木造
階 数 2階建て
所 在 地 群馬県吾妻郡高山村中山103−1
備 考 ◆屋根:鉄板葺き ◆建築面積:158m2
◆登録基準:再現することが容易でないもの
三国街道の中山宿には、2つの本陣があった。本宿と新田宿のそれである。旧中山郵便局がある平形家は、新田宿の本陣であった。そして旧中山郵便局は、本陣の表門と駅逓所として、江戸時代末期に街道に面して建てられた。外観は、伝統的な町屋建築に似ている。
明治6(1873)年、本陣の表門の一部分を郵便局舎とし、中山郵便局となった。山間の地に開設された初期の郵便局舎の様子を示す、類例の少ない事例として貴重である。
◆駅逓所とは?
交通が不便な地に駅舎と人馬を備えて、宿泊と運送の便をはかるために設置された施設。
◆郵便制度について
江戸時代は「飛脚」を利用して飛脚問屋に手紙を託し、人と人とを繋いで手紙を渡していた。当時は、
身分制度により住む場所や職業などが決められていたため、身分によって収入に差があった。そのために
飛脚を利用できたのは、政府関係者や身分の高い人などの限られた人だけだった。飛脚制度は料金が高く
届くのも遅いなどの不便な点が多かった。
これに対して明治政府が実現した郵便制度は、国営なので料金とサービスが全国均一・・・つまり料金の
安定化・スピードアップなどが可能となった。また一般市民も信頼して郵便を利用することができ、郵便
制度は急速に浸透していった。
参考文献一覧
◆ 国指定文化財 データベース
(http://www.bunka.go.jp/bsys/searchlist.asp )
◆ 平形家住宅門屋(旧中山郵便局)
( http://www.manabi.pref.gunma.jp/bunkazai/48554.htm )
◆ 旧島松駅逓所
(http://www.ne.jp/asahi/north/dreams/simamatuekitei.htm )
◆ 新田本陣の大けやき(新田本陣の大ケヤキ)
(http://web01.joetsu.ne.jp/~stein/shinden-honjin-keyaki.html )
◆ 日光例幣使道
( http://www.t-mainichi.jp/gunma/kaidou_box/kaidou/3_mikunikaidou.html )
◆ 明治時代の通信手段
( http://www2.otani.ac.jp/hi/student/2004/sotsuron/0148046/index.html )
【 作成:2007(平成19)年9月7日 】
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