国 登 録 有 形 文 化 財 　第 １ ０ − ０ １ ８ ７ 号

榛 名 川 上 流 砂 防 堰 堤

平成１８（２００６）年８月３日 登録

  施設名称　榛名川上流砂防堰堤

  設計者名　 不詳

  施工者名　 不詳

  建 築 年   昭和３０（１９５５）年

  構    造   重力式コンクリート造

  所 在 地   群馬県群馬郡榛名町大字榛名山地内

  備    考   ◆堤長６９ｍ・堤高１７ｍ

　 　　　　　◆登録基準：国土の歴史的景観に寄与しているもの

　榛名川流域は、昭和１０（１９３５）年に災害で被害を受け、さらに昭和２２（１９４７）年のカスリーン台風でも、被害を受けた。これを機に、榛名川上流部の岩盤の上に『榛名川上流砂防堰堤』が建設された。

　堤長６９ｍ、堤高１７ｍ。本体は粗石コンクリート、表面は矢羽小谷積による練石積、天端は張石が施されている。

　築後５０年を経過した現在でも、榛名川烏川流域の防災の要として重要な役割を果たしている。

　また同堰堤は、関東ふれあいの道（榛名神社から榛名山へと続く散策路）に沿ってあり、大規模な練石積堰堤は周囲の渓谷景観と調和するとともに、新たな景勝地を創出し、地域のランドマークにもなっている歴史的建造物である。

参考文献一覧

◆ 国指定文化財　データベース

（ http://www.bunka.go.jp/bsys/index.asp ）

◆ 事務所紹介

（ http://www.ktr.mlit.go.jp/tonesui/work/sabo/sabou/bunkazai.htm ）

【 作成：2008(平成20)年2月8日 】