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施設名称 藤屋旅館
設計者名 不詳
施工者名 不詳
建 築 年 大正13(1924)年
構 造 木造
階 数 3階建て
所 在 地 長野県長野市大字長野大門町82
(電 話:026−232−1241
FAX:026−232−1243)
備 考 ◆建築面積:967m2
◆登録基準:国土の歴史的景観に寄与しているもの
◆参考書類:日本近代建築総覧
◇藤屋旅館公式サイト:http://www.thefujiyagohonjin.com/
長野市の中心市街地は、JR長野駅と善光寺を結ぶ善光寺門前通りである。この通りには、慶応元(1648)年に創業した『御本陣 藤屋旅館』がある。この通りは、大正13(1924)年に幅員約18メートルに拡幅された。その拡幅工事に伴い、同旅館の建物も建て替えられ、現在の建物となった。
設計者は、善光寺仁王門の再生建築を手がけた宮大工と伝えられている。大正ロマンと数奇屋造りの伝統美が華麗に融合する、和魂洋才の館である。外観はコンクリートにタイルを貼ったデザインだが、主体構造は木造である。2・3階の窓回りにはタイルが貼られ、3階窓下には欄干も設けられている。白壁土蔵造りの街並みの中でアールデコの様式美を放ち、街のランドマークとして愛され続けてきた。
現在は旅館業のほか、イタリアン・レストランやバー、またウェディング・パーティーなどに使われている。建物の上層部にはステンドグラスがあるが、この部分はバンケット・ルームとして活用されている。
凝ったデザインの古き良き建物に新しい風が吹き込まれ、長野の街並みに現代と大正ロマンが共存している。
参考文献一覧
◆ ザ・フジヤ・ゴホンジン
( http://www.thefujiyagohonjin.com/ )
◆ 国指定文化財等データベース
( http://www.bunka.go.jp/bsys/index.asp )
◆ 長野市ホテル旅館組合_旅館
( http://www.nagano-yado.jp/yado/yado07.html )
◆ 236号目次 協会誌トップページ 建設コンサルタンツ協会ホーム
( http://www.jcca.or.jp/kaishi/236/236_anokoro.pdf )
◆ 第40回『The Fujiya Gohonjin』という「古新しい」世界
( http://www.cafeglobe.com/lifestyle/oehome/vol40/index.html )
◆ 洋館探訪〜長野県1(長野市)
( http://homepage2.nifty.com/youkan-tanbou/kanto-ko/nagano1.html )
【 作成:2008(平成20)年1月23日 】
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