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施設名称 豊田屋旅館本館
設計者名 不明
施工者名 不明
建 築 年 昭和7(1932)年
構 造 木造
階 数 2階建て
所 在 地 群馬県高崎市八島町68(電話:027−322−3137)
備 考 ◇屋根:瓦葺き ◇建築面積:120m2
◇登録基準:国土の歴史的景観に寄与しているもの
◆平成14年に駅前通り拡幅のため後方に曳家
豊田屋旅館は、JR高崎駅西口の駅前で現在も営業している、木造の駅前旅館である
。創業は明治12(1879)年。本館は昭和7(1932)年に建設された。
入母屋造り瓦葺きの妻入りで、入母屋の破風には懸魚が設けられている。玄関の庇は
軒唐破風(のきからはふ)とし、そこにも懸魚を設けるといった特徴ある旅館の造りと
なっている。
平成14(2002)年の土地区画整理で客室部分は取り壊したが、本館はそのまま曳家移転した。内部は、改装して現代風に仕上げた個室もあるが、昔の姿のままの客室もある。各室の趣がまったく異なり、とくに女性に好評である。外観・玄関とも昔のままの姿であるが、玄関脇に新たに設けた2つの個室は、和を基調にした現代風の内装が施されている。旅館業を続けつつ、和食店としての営業も行っている。
本館は、昭和初期における駅前旅館の形式を伝える貴重な資料である。しかし、時代に取り残された歴史の遺物ではなく、客室を現代風に改装するなどし、歴史と現代とのつながりを体験出来る駅前旅館である。
参考文献一覧
◆ ぐんまの名物商人 ( http://www.gunma-akindo.jp/data/3-043/3-043.htm )
◆ ぐんまの名物商人 ( http://www.gunma-akindo.jp/data/3-043/3-043_2.htm )
◆ 国指定文化財 データベース ( http://www.bunka.go.jp/bsys/searchlist.asp )
◆ 国登録 ( http://www.pref.gunma.jp/kyoi/11/data/2005kuniyuukeitouroku.xls )
◆ 豊田屋旅館本館 ( http://www.city.takasaki.gunma.jp/soshiki/ky-bunkazai/bunkazai/toyoda.htm )
【 作成:2007(平成19)年8月11日 】
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