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キハ58形急行型


キハ58形(EIDAI-N)            永大 


キハ58形(KATO)             
キハ58系は国鉄の標準形急行用気動車として昭和36年に登場しました。国鉄DC車輌としては実に1,822両が量産され、全国各地で活躍をしました。永年の量産から様々なタイプが生まれています。また、JR化後は、各路線で塗装や派生改造などで変化に富んだ車輌が出来ました。また派生車輌として出力を増強したエンジンと冷房等のサービス電源を搭載したキハ65形があり、勾配線区を中心に、キハ58系と連結されて活躍しました。


キハ58形(TOMIX)                 


キハ58形急行形気動車『たかやま』       
『急行 たかやま』は、関西と飛騨地方を結ぶ唯一の直通急行列車(最初は大阪〜高山)として昭和46年10月に誕生しました。(昭和53年からは大阪〜飛騨古川まで運転区間を延長。)その頃は、同じキハ58系や65形・90形による名古屋からの急行「のりくら」も高山線に乗入れていました。JR化後の平成2年頃までは旧国鉄標準色でしたが平成3年頃から順次アコモデーション改造(座席を回転簡易リクライニングシート化)を受けたキハ58系6000番台の車輌が編成に加わる様になりました。上を白、下はピンクでその間にブルーの帯を締めた専用色に塗装変更され、この塗分けを列車名から「たかやま」色と呼ばれました。観光列車として親しまれた急行気動車でしたが、飛騨地方出身者の利用も多く安くて乗換なしに故郷へ帰る事が出来る便利な列車でした。また急行列車が消えてゆく中にあって昼間の東海道本線を走った最後の急行気動車(夜行の急行気動車としてはまだキハ65形の『急行だいせん』が走っています。)としても貴重な存在でした。高山本線はJR化後老朽化したキハ82系『特急ひだ』の新型キハ85系気動車の投入により『急行のりくら』の廃止(特急ひだへ移行)する中で唯一残った急行気動車でしたが、平成11年12月のダイヤ改正で特急化により、現在は「ワイドビューひだ」(キハ85系)として運行されています。 


キハ58形急行形気動車『かすが』        



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