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キハ400形急行型


キハ400形急行型気動車  
キハ400形はキハ40系100番台優等車輌化改造したもので、キハ40 141〜149の9台が昭和63年に釧路、五稜郭車両所および苗穂工で改造されました。改造は動力をインタークーラー付きのDMF13HZ(330PS/2000rpm)に換装され、変速機も直結2段式のN-DW14Bに変更されました。客室はリクライニングシート化や冷房装置を屋根上にAU400が1台搭載(冷房用の電源装置は便所向かい側の機械室にディーゼル発電機を1台搭載しています。)すると共に、洗面所の追加や便所は改良を行い道内の他の特急車輌並の設備に改造されました。平成11年12月まで札幌〜稚内間の急行「宗谷」「天北」「サロベツ」「利尻」などに使用されました。平成9〜11年に3輌がお座敷車両キハ400形500番台に改造されましたが、残りの6輌は平成12年にキハ40系330番台に改造され形式消滅しました。 模型はレールロードのコンバージョンキットでKATOのキハ402000番台を種車にGMのインバータークーラーセットのAU711を使っています。(尚、MicroAceから出ているキハ400形はクーラーの位置やベンチレターの数が間違っています。)


キハ400形急行型気動車『天北』      
キハ400系は、天北線の急行『天北』や宗谷本線の急行『宗谷』『サロベツ』『利尻』用にキハ40系から改造されました。昭和52年に登場したキハ40系は両運転台(キハ40形)と片運転台(キハ47形・キハ48形)の両タイプがあり、さらに暖地仕様のキハ47形・寒冷地仕様のキハ48形・酷寒地仕様キハ40形100番台とキハ48形300番台など様々な形式が登場した系列でJR化後は各地で色々な塗装がほどこされました。このうち北海道内には機関がDMF15HSA(220PS)を1基搭載した酷寒地向けのキハ40形100番代やキハ48形300番代が投入されていました。昭和63年に当時の急行『宗谷』や『天北』の速度向上を図るために機関をDMF13HS(330PS)に換装して、さらに客室内のアコモデーションの改善(冷房の設置、車内床面のかさ上げや、フリーストップ式リクライニングシート化、自動販売機・洗面所の設置等)を図りグレードアップさせたキハ400形(キハ40形100番台からの改番)やキハ480形(キハ48形300番台からの改番)を登場させました。急行『天北』は、札幌−稚内間の急行列車として、昭和36年10月に急行『狩勝』+『天北』+『はまなす』といった3つの愛称からなる編成の気動車急行として登場しました。(それぞれの急行は『狩勝』が札幌−釧路、『天北』が札幌−稚内、『はまなす』が札幌−網走を結んでいました。)このうち急行『狩勝』は翌年には廃止されてしまいましたが昭和43年まで急行『天北』+『はまなす』のコンビは続きました。ヨン・サン・トウと呼ばれる昭和43年10月の列車時刻大改正により晴れて急行『天北』は急行『はまなす』とのコンビからそれぞれ独立しました。登場した時からキハ27形やキハ56形・キロ26形などの気動車が使われた急行列車でしたが、一時期、昭和60年3月から札幌方に寝台車を連結した14系客車をDE10が牽引していました。昭和63年11月からは、再度DC急行列車に戻りキハ400形・キハ480形による札幌−函館本線−旭川−宗谷本線−音威子府−天北線−南稚内−宗谷本線−稚内の経路で運転されました。しかしながら平成元年5月に天北線が廃止されると同時に急行『天北』は廃止されました。(その列車名は宗谷本線経由の急行“サロベツ”に引き継がれています。)またキハ400系は、宗谷本線高速化による130km/h 振子特急「スーパー宗谷」が登場し、特急「宗谷」や「サロベツ」がキハ183系に置きかえられた影響で、キハ400形やキハ480形は一般化改造が施され、キハ40形330番代・キハ48形1330番代となって札沼(学園都市)線へ投入ています。


キハ400形500番台(お座敷列車)           



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