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20系初期『あさかぜ』


(写真をクリックして下さい。)
20系寝台車初期『あさかぜ』
特急「あさかぜ」が登場したのは昭和31年11月のことで、東京〜博多
間を17時間代で結び当時では画期的な寝台列車として評判を呼びま
したが、登場当時は旧形客車で編成されていました。しかし昭和33年
10月に10系軽量客車で培った技術を基に最新鋭の20系化が行わ
れ、従来の客車では見られなかった固定編成方式を採用や全車固
定窓の冷暖房化、空気バネ台車の採用による乗り心地のよさ、独立
した集中電源方式による電源車の登場などを兼ね備えて『動くホテ
ル』と呼ばれ、たちまち鉄道車両の花形に踊り出ました。外観もブル
ーの車体色にクリーム色3本の帯を付けて従来の客車と一線を引くス
タイルと、『海坊主』とよばれ愛された曲面で構成された車端部と丸み
をおびた車体が近代的なイメージを高めていました。「ブルートレイ
ン」という愛称を生んだのもこの車両でした。

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