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平成21年3月14日ダイヤ改正レポート


今改正で消滅した日中唯一の1170E拝島行き

  平成21年3月14日(土)、JR東日本でダイヤ改正が実施されました。



八高線・川越(西)線における改正の主な概要

・9時から15時台の八王子発列車を8分・38分発に統一
・夕刻、八王子−拝島間1往復増発(1771E−1770E)
・日中の川越(西)線−八高線直通列車化(高麗川での乗換えを解消)
・朝通勤時間帯に南古谷−高麗川間を増発(677H)し、従来高麗川始発(762E)を直通化
・従来上り拝島行き(1170E)を八王子まで延長増発(1160E)
・下り拝島発箱根ヶ崎行き(1571E)を八王子発箱根ヶ崎行きに増発(1573E)





(撮影ファンの興味)
川越線〜高麗川口から日中唯一の「拝島」行き消滅

 

 
いずれも高麗川付近にて撮影




八高線内「高麗川」行きが稀少に

 
今回の改正で、八高線内の「高麗川」行きは日中ほぼ見られなくなりました。
改正後、平日は1571E(八王子発15:50−高麗川着16:29)以降、
計4本の「高麗川」行きが設定されています(中央快速充当列車除く)。
休日は、1461E(八王子発14:38−高麗川着15:17)以降、計5本です。




車両運用の謎解き

 今回の改正で、八高線は珍しく大幅な運用の変更がありました。これは、我々ファンとしても改正前から気になっていたことで、時刻表が発売されるや否や、運用の流れについて謎解きが始まりました。

 当サイトと相互リンクいただいている、 急行IRUMAさんのホームページ 掲示板では、八高線”通”の有志が集まり、連日1週間に及ぶ運用調査の書き込みが行われました。

 最終的に、川越車両センターへ戻る運用が3つに分けられ、そのうちの73運用が単独運用(川越車両センターを出庫して、その日のうちに戻る1日限りの運用)かと思われました。実際、3月号時刻表からは、2373H運用後に車庫へ戻ることが読み取れました。

 これとは別に、八王子22:07発下り2275E(75運用)に問題発生。時刻表3月号では、拝島発が22:20となっています。これでは、今まで接続を取っていた青梅ライナー3号(拝島着22:23)からの乗り継ぎが出来ません。改正後に拝島駅構内時刻掲示板を見ると10分繰り下げた修正版(22:30発)になっていましたが、時刻表3月号には間に合わなかったようです(急きょ繰り下げられたことが伺えます)。

 この2275Eは高麗川着後、折り返し2274E拝島行きとして流れるはずでしたが、10分繰り下げたために接続が不可能になってしまいました。線引き屋痛恨のミスです。
 そこで取られた措置が、2275Eに高麗川で接続を取っていた高麗川発川越行き2272H(73運用)を直通化。その結果、直通列車なのに75運用から73運用へ変化する変則運用が誕生しました。
列車のダイヤが乱れた時は、車両交換によって運用が入替わる措置が取られますが、定期運用で途中から運用が替わるのは、恐らく初めてのことではないでしょうか。
なお、時刻表4月号を見ると直通化に修正されているものの、列車番号はそのままとなっています(拝島発は22:30に修正されています)。



改正に伴う川越・八高線の運用ローテーションの動き
(カッコ内は停泊地)

改正前
改正後
改正後
ローテーション1
(大回り運用)
ローテーション2ローテーション3ローテーション1
(大回り運用)
ローテーション2(土休日)ローテーション3(土休日)
77(拝島)75(八王子)73(拝島)77(八王子)73-75(拝島)7575-73(川車セ)73
67(高麗川)65(川車セ)79(川車セ)65(八王子)67(高麗川)67
71(高麗川)63(拝島)71(川車セ)71
69(八王子)79(高麗川)
61(八王子)69(八王子)
63(川車セ)61(川車セ)
※川車セ=川越車両センター※79=川越車両センターへ途中入庫あり
※土休日の停泊地は平日と同じ(省略)

どのように表をまとめればよいか悩みました。それほど今回の運用が複雑になってしまったということでしょうか。

追記:平成22年3月13日改正で運用が整備されたようで、運用の流れが土休日と同じに統一されました。すなわち、平日73運用は川車セへ戻る単独運用、75運用は拝島停泊になります。





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