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西武トレインフェスティバル横瀬会場


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2001年10月7日、8日の2日間、西武トレインフェスティバル横瀬会場でイベントがあり、7日に行って来ました。 西武鉄道の横瀬車両管理所は、正丸峠を越え武甲山を目の前に位置し、主に貨車の検査を行っている基地です。 ここには現役を退いた機関車や電車車両などが静態保存されていて、毎年1度の鉄道の日に「西武トレインフェスティバル」 の会場として一般公開されます。
さて、2001年鉄道の日記念フェスティバルとして注目を浴びたのは、西武鉄道の旧塗色を復活再現した”赤電”です。 西武鉄道といえば黄色一色の電車を連想する方が多いと思いますが、一昔前はローズとウォームグレーのツートン色が施 されていました。この赤電、約10年ぶりの復活とあって沿線は大変盛り上がりました。僕はこの塗色実はすごく好きな んです。今の時代にふさわしくない渋いカラー・・・いいですねぇ(でもこの塗色、現役時代よりも赤が濃い気がしますね)。

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今回の赤電について、もう少し突っ込むと、今回赤電塗装された101系(編成番号159F 4両編成)という車両は 実は赤電塗装は初めてのことです。101系に外観上殆ど一緒の801系という列車であれば正当な赤電になる訳ですが、 西武線からは全て引退しているため、非常に良く似た101系が割り当てられたものです。 そのような訳で赤電復活と、初塗装仕様の1粒で2度おいしいグリコなイベントなのでした。 ところで、今回の赤電は(贅沢に)鉄道の日イベント用として施され一般営業運転に使用されませんでした。臨時指定席列車 として西武新宿−西武園と、池袋−横瀬の間を各日1往復したのみです。101系が赤電として西武線上に滞在した期間は 9月20日から10月12日までのわずか23日間のみでした。

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特急用レッドアロー5000系(クハ5503)。初代の特急車両で平成7年に現在のニューレッドアロー10000系にバトンタッチ。 ヘッドマークは電照式だったものを、登場時の看板式に復元されました。

昭和29年にモハ501形という形式でデビュー。昭和33年にモハ411形に改番。さらに昭和39年にはクモハ351形に改番 され、何だか分からない状態です(笑)。晩年は多摩湖線で活躍し、最後まで残ったこのクモハ355形は、静態保存するた めデビュー当時の仕様と塗色(イエロ+マルーンのツートン色)に復元されました。昭和20年代後半に流行った前頭部の 湘南電車スタイルが特徴です。

武甲山から採掘される石灰石を運ぶ目的で、昭和44年の秩父線開業と同時にこのE851形(保存車両はE854形)電気機関車 が登場しました。私鉄では最大級で大変鮮やかな塗装と側面の丸い窓が特徴です。平成8年に貨物輸送廃止によりこの機関車 も引退しました。活躍中は貨物列車専用として運転していましたが、引退記念にJRから12系客車を借り入れて特別列車を 運転。この機関車に客車を引かせてみたいという多くのファンの願いが最後にして実現しました。

E52形は昭和25年、国鉄ED12の払い下げを受けた電気機関車。スタイリッシュで優れたデザインのスイス製。

E31形電気機関車は現役機関車で、E31〜E34までの4両が在籍しています。E851形をショーティーにしたデザインで 可愛らしい感じがします。駆動装置である台車は何と飯田線で活躍していた湘南電車の元祖モハ80形300番台の廃車発生 部品を利用したものです。保線工事列車や車両輸送用に2両一組または重連で運用されているようです。

D16形ディーゼル機関車。日本車輌製の15トン。手もとの資料では、三菱マテリアル専用線で使用されたものを譲り受 けたもので、横瀬基地内専用の移動機という扱いで使用されているようです。個人的にはこんな機関車がとても好きです。

新潟の松山重車両工業製の入換車両牽引車です。自重5トン。所沢車両工場で使用されていたものを横瀬へ持ってきた ようです。左に見切れている貨車は、スム201形という有蓋貨車です。



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トレインフェスティバル開催時の横瀬会場へのアクセスですが、秋の行楽シーズンと重なって秩父市街の道路は大変混雑します。横瀬駅周辺には駐車場はありませんし、国道299号飯能方面から車で行く場合は、正丸駅で構内有料駐車場を借りてそこから電車で行くのもひとつの方法です(今回そうしました)。帰りは武蔵横手駅を過ぎるあたりから、国道299号と県道日高川越線が分かれる”久保”交差点まで渋滞するので、早めに出発した方が良いでしょう。



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