このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
総武快速車内
東京駅23番線
とりあえずセンチメンタルジャーニーのはじまり
妙高5号。国鉄的無機的天井
直江津駅
日本海沿いにたどるレールと太平洋側へ続いてゆくレールが出会うここは「分水嶺」のような駅、
・・・だった。
過去形になってしまう前にそれを物語るかけらを薄暗いホームに探す。
めちゃくちゃ気合の入ったビルボード。その日が来たらどうするんだろうか?
糸魚川駅
親不知、そして市振。
親不知では、はくたか終焉前に絶対おさえておきたかった光景があった。
海上へ躍り出る高速道路の下をゆく地味だけど、ダイナミックな構図。
思えば485系は日本海縦貫線を完走すべく、を最終目標に開発が続けられたような電車だ。
子供心には中間電動車の屋根を覆い尽くすメカの塊にときめいたもの。
そんな思いがあるからか、「北越」のマークが決まった本命カットよりもこのモハ484が写ったコマが自分には素敵に見えてきた。
「現代の北前舟」が南へ向かう。貨物にとってはこれからも「日本海縦貫線」でありつづける。
壁のような山の背後からようやく陽光が市振の村落に届き始めた。明暗にときめく刹那。
冬だから来れた高み。でも来年の冬にはこんなに長い列車は貨物だけになっている筈。
はじめてここでの人の営みも写し込めた。久々の青空、久々の洗車。
どれだけ心待ちにしてきたのか! 胸を衝かれた国道8号線。
かがやき はくたか 日常になるまであと40日余。
雲間に立山が顔をのぞかせる。地元の爺様カメラマンで大賑わいの呉羽山。和気藹々にお邪魔して。
このかぶりなら許せるか・・・。まるでそれが不本意だったかのようにギャラリー達は言い合って撤収を始めた。
でも私は行き会う瞬間に老い先短い機関車同士が交わした汽笛の挨拶をずっと忘れないだろう、と思う。
新幹線の駅ができるのは町はずれなのに、この賑やかさは何だろう。
それができることの高揚感としか考えられない。
ありがとう、たまさん。 駅近くの小料理屋で反省会。
楽しい一日の終わりは、夜ふけの電車で富山へ向かい、「ドリーム号」をつかまえて・・・。
駅全体が工事現場と化していた富山駅。
3月14日には労苦が実って美しい富山の玄関が誕生するのだろう。
双六の上がりは肥大化し続ける東京駅。
ヒトとカネを引きつける巨大な磁石 ==TOKYO== のそのまた中心みたいな場所。
でも願わくば地方が「東京」の磁力に負けてしまわないように。
新幹線がその地のヒトや地域のよさを吸い取ってしまうスポイトにならないように。
祝 北陸新幹線開業。
北陸に幸多からんことを。
東京駅は雪だったが江戸川を越えるころから雨に。でも寒いことに変わりはない朝帰り。
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