新幹線500系
500系のトップナンバーは、出会うだけでも大変、撮影するのも大変、と大いに困らされたナンバーでした。
2007(平成19)年07月のダイヤ改正で新幹線500系が東京に来なくなるのでは、と言う噂?があり、
500系のトップナンバーに関しては、2006年の頃から留意しておりました。
何度も東京駅に足を運びましたが、なかなか出会えません。
特に、500系の運用は僅か2時間に1本。
加えて、東海道・山陽新幹線の列車ですので、1000kmを越える距離を走ります。
500系のトップナンバーに出会える確率は低そうです。
そのような500系のトップナンバーに出会えたのは、例の如く偶然でした。
2007年02月の或る日、上り「富士・はやぶさ」及び「東海」を撮影。
500系よりも先に「東海」が無くなることとなりましたので、この日は「東海」をメインとしており、500系のことなど忘れておりました…(^_^;
「東海」を撮影後、東京駅に向かい山ノ手線に乗っておりましたら、新橋〜有楽町で、我が山ノ手線を追い抜く上り新幹線がありました。
見れば、500系のトップナンバーではありませんか!
急遽予定変更。入場券を購入して東海道新幹線ホームに行き、トップナンバーに出会うことができました。
ところが、撮影にあたり、大きな問題が… それは線路転落防止用の柵です。
JR東日本の新幹線ホームにある柵は、シンプルに線路方向(線路と平行な方向)に設置されております。
これに対してJR東海の新幹線ホームの柵は、少々異なります。
勿論柵の主体は線路方向に設置されておりますが、線路と直交する方向(枕木方向)にも支柵があります。
この支柵は、主体の支えとして機能していると思われます(我が推測)。
この支柵が、ナンバー撮影の大きな障害となってしまいました。
支柵の所に車両ナンバー部分が来てしまうと、斜めからしかナンバーを撮影するしかなく、真横から撮影することができないのです。
今回のナンバー部分の拡大写真では、文字が斜めとなってしまっているものが幾つかありますが、
これらは、真横から撮影できなかったことが原因であり、文字そのものが斜めとなっている訳ではありません。
斜めが気になってしまい、その後も何度か500系を見に行ったのですが、
2007年09月に到っても未だ再会できず(尚、2007年07月以降も、500系は東京に来ています)、
東海道・山陽新幹線の特定ナンバーに出会う難しさを実感しております。
結局、見苦しい斜めの写真を掲載することとなってしまいました。申し訳ございません。
柵に加えて、新幹線ホームと言うのは乗降客が多くて、撮影困難。
終着/始発駅ですので、車内清掃があり、出発直前まで多数の乗客が並んでいると言う状況。
ナンバーを撮影するのは、なかなか大変でした。
尚、500系には、下記のような形式があります。新幹線の形式に関して、
・十の位の「1」は「グリーン車」、「2」は「普通車」、
・一の位の
「1」は「制御電動車(奇数向き)」、
「2」は「制御電動車(偶数向き)」、
「5」は「中間電動車(奇数向き)」、
「6」は「中間電動車(偶数向き)」、
「7」は「中間電動車(奇数向き)」、
「8」は「中間付随車(偶数向き)」
となっておりますので、在来線車両風に翻訳すれば、以下のようになります。
・521…クモハ521
・522…クモハ522
・525…モハ525
・526…モハ526
・527…モハ527
・528…サハ528
・515…モロ515
・516…モロ516
・518…サロ518
そもそもトップナンバーに出会うのが大変、出会ったとしても支え柵が邪魔、乗降客が多い等々、
そして、結局再会できず、斜め文字となってしまったものが残ってしまった…
散々な500系トップナンバーの撮影でした。