651系
ナンバーコレクター泣かせの車両、それが651系です。
通常の旅客用車両ですと、ナンバーと言うのは、側面中央の下縁に比較的大きく描かれているのですが、
651系のナンバーは、ドア付近にあり、しかも非常に小さい。
最初の頃は、どこにナンバーが記されているのかさえ分かりませんでした。
添付画像中、クハ651の頭部分のみを横から撮影した写真をご覧下さい。
客用ドア下端の右側に点検孔の蓋と思われる四角い部分がありますが、
その点検孔蓋の右下ボルトの右側に小さく見えるのが、ナンバー表記です。
右下に拡大したものを添付。反対側の側面を撮影したものですので、点検孔蓋とナンバーとの位置が逆になっていますが、
如何にナンバー表記が小さいか、お分かりになると思います。
この位置は、新幹線車両のナンバーと同様で、外観の優美さを優先したように思われます(個人的推測)。
しかし、この表記方法は、後のE351系、E653系等々には受け継がれておりません。
見難くて、現場としても使いにくかったのかな?と推測しております。
実際、走行している651系のナンバーを読みとるのは至難の技です。
651系トップナンバーは、2006年12月に既に撮影していたのですが、
携帯電話によるものであり、そして上述のように非常に小さな表記ですので、もう一度撮影し直したい、と考えておりました。
常磐線緩行電車のナンバーを撮影する為に緩行駅ホームに居りまして、通過する651系を何度も見たのですが、
ナンバー表記が剰りにも小さいため、なんと確認できません。これに往生しました。
これでは、どうしようもありません。上野駅で見るしかない…
そのような訳で上野駅に何度か通ったのですが、なかなか出会えず。あまり相性は良くなかったようです。
そんな状況での2007年09月の或る日、上野駅に居りますと、遂にトップナンバーと再会することができました。
上野駅の16・17番線ホームは特急専用となっており、ホーム入り口にも改札口があって、特急券の改札が行われます。
遭遇時、普通乗車券だったことより、急いで一度外に出て、入場券を購入、そして16・17番線ホームに入り、ナンバー撮影と相成りました。
特急専用ホームと言うのは、こういう時に不便ですが、まぁ、拝観料と思っております。
一度出会うと、相性が良くなったようで、その後、何度も見掛けており、添付画像は、色々な日に撮影したものが混在しております。
以上、「視力検査車」と名付けたくなるような651系のトップナンバーでした。
尚、そんなことを言いつつも、私は651系ファンであることを申し添えておきます。