このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

老いて27000様のトップナンバーコレクション
撮影・文とも老いて27000様 無断複製厳禁
 
第23回目 489/189系電車編
489系/189系
 
2008年現在、489系、189系に残っているトップナンバーはそれぞれ1両しかないようです(『2007JR全車両ハンドブック』による)。従って、ここでは、まとめて記してしまいましょう。
共に国鉄時代の特急車両で、制御車のみトップナンバーが残っていると言う点で共通します。
しかも、双方とも信越本線横川〜軽井沢対応の車両と言う点でも共通。
 
しかし、クハ489がボンネットタイプであるのに対して、クハ189は非ボンネットタイプと、外観は全く異なります。
そして、ナンバーファンからすると、切り文字か、ペイントか。この違いも大きい。
これらは、クハ489の製造初年度が1971(昭和46)年なのに対して、クハ189が1975(昭和50)年と異なるためと思われ、
これら2両を比較すると、1970年代前半に、車輌製造になんらかの変化があったように思われます。
また、個人的にも、撮影できるまでの経過は、以下のように全く異なりました。
 
489系(クハ489-1)
 
2008年現在、クハ489-1は、金沢に配置され、急行「能登」に用いられており、頻繁に東京に現れます。
しかも、その合間運用で、「ホームライナー鴻巣」及び「ホームライナー古河」にも用いられます。
しかし、そのような合間運用があることなど全く知らず、2007年05月の或る日、上野駅を訪れ、跨線橋を下りて行きますと、
そこには、「ホームライナー古河」のクハ489-1が停車しており、驚きました。
期せずして、国鉄時代の特急車両のトップナンバー、しかもボンネットに出会い、呆気にとられたのを今でも覚えております。
 
189系(クハ189-1)
 
クハ489-1に対して、クハ189-1は、大いに苦労させられました。
 
初めてクハ189-1を見たのは、2007年05月の或る日、飯田橋駅です。
当時、私はE231系のトップナンバーを待ち続けておりましたので、時々飯田橋駅で粘っておりました。
トップナンバーを待つには、両方向の列車をキャッチできる点で島式ホームの駅の方が良く、そして、飯田橋駅はホームも広くて明るいことより、飯田橋駅を選んでおりました。
 
その日、E231系を待っておりますと、中央ライナーの回送電車が快速線を東京方面に走って行きます。
何気なしにそのナンバーを見ますと、最後尾(高尾側端)にクハ189-1と言うトップナンバーが見えるではありませんか!
こりゃ、E231どころではない。追っかけるべし!!
と相成りましたが、ここで大いに迷いました。飯田橋ではナンバーを撮影できない、東京に行くべきか、それとも新宿へ行くべきか?
中央ライナーは日常生活には全く関係ありませんので、新宿駅に停車するか否か、自信がありません。更に、東京駅ならば、終点ですから、何分間かは停車しているでしょう。東京に行くべし。
そのように判断して、千葉方面行きの緩行電車に乗りましたが、これが大失敗…
緩行電車は、時間調整のためか、水道橋駅で長時間停車するのです。
おかげで、御茶ノ水駅では、タッチの差で東京行き快速電車に乗ることができませんでした。
こりゃ、危なそう…とは思っていたのですが、次の東京行きに乗ったところ、神田〜東京間ですれ違い…
結局、右往左往するだけで、その日は見事失敗に終わりました。東京駅から帰宅する時の空虚感といったら、なんとも言葉になりません。
 
E231系のトップナンバーも気になりますが、クハ189のトップナンバーも気になります。
と言うことで、今度は浮気をしまして、暫くは東京駅の中央線ホームに通いました。
「二兎を追う者は一兎を獲ず」と言いますが、これはトップナンバーコレクターにも当てはまるようで、「二トップを追う者は一トップを得ず…(^_^;」 
何度東京駅に行っても、クハ189には出会いません。相性の悪さは抜群です。
 
結局、翌月の2007年06月になって、やっと出会うことができましたが、
東京駅の中央線ホームは、非常に混み、到底落ち着いて撮影できませんでした。
クハ489-1とは異なり、クハ189-1には振り回されっぱなしで、
見事撮影できた時も、達成感と言うよりも、イタズラ猫でもふんづかまえたような気分でした…(^_^;

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