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老いて27000様のトップナンバーコレクション
撮影・文とも老いて27000様 無断複製厳禁
 
第32回目 りんかい線70-000系電車編

りんかい線70-000系
 
東京臨海高速鉄道りんかい線(新木場〜大崎)には70-000系と言う自社車両があるのですが、
ファンにはそれ程人気が無いようで、ネットで調べても、この車両に関する情報は、それ程多く見付かりません。
 
手元に資料(書籍)がありませんので、Wikipediaを参照しますと、
70-000系は、「ななまんけい」と言うそうですが、Wikipediaを見るまで、それさえ存じませんでした。70系と思っていた位です(^_^;
また、最初の自社の車両が何故、70又は70-000と「7」で始まる番号としたのか、分かりませんでした。
Wikipediaによりますと、「台車や主要機器の設計はほとんどが東日本旅客鉄道(JR東日本)の209系と共通」とのことで、
人気が無い(廃止直前になったら、どうなるか分かりませんが)209系と共通するのであれば、人気が無くても仕方ないのかもしれません。
 
一般的にはそれ程人気が無いのでしょうが、ナンバーマニアにとっては、結構面白いものがあります。それは十進法。
十進法は、1から始まり、「1234567890」と0で終わります。
従って、例えば東武9000系の編成の場合、編成中の車輌位置を表す百の位は、
9101+9201+9301+9401+9501+9601+9701+9801+9901+9001
となりますし、京成3000形の編成の場合、
3001-1+3001-2+3001-3+3001-4+3001-5+3001-6+3001-7+3001-8
となります。2008年現在、関東地方では、「1から始まる」十進法が一般的と思われます。
 
これに対して、0から始まり、「0123456789」という十進法?もあります。
好例としては、昭和3年車両称号改訂前の蒸気機関車のナンバーが挙げられるでしょう。
9600形蒸気機関車のトップナンバーは、9600であり、10両目は9609、11両目が9610となります。
このタイプの十進法?は、最近少ないような気がします(車両番号の分野)。
但し、「0から始まる」十進法の発想(誤解?)は、日常でも結構見られますね。
「二十歳」と言う数字、年齢は、「二十代」と考えてしまいますが、「1から始まり」で考えますと、「十代」のような気がします。
2000年が、20世紀か21世紀か、と言うことを考えたことがありましたね。2000年は20世紀。
これらの例を考えると、私の言いたいことはご理解いただけると思います。
 
尚、「十進法」と言う言葉そのものに「1から始まる」と言う意味が含まれているのであれば、上記文の表現にはおかしいこととなりますね。言葉にこだわらず、内容をお読み下されば幸いです。
 
上述のように「0から始まる」十進法は、車両番号の分野では、現在少ないのですが、
700-00系は、その「0から始まる」十進法で番号を付与されているように思われます。
但し、編成中における順位番号(下1桁)「0から始まる」十進法であり、編成番号そのものは「1から始まる」十進法となっています。
Wikipediaより引用しますと
車両番号のうち、ハイフン前の「70」は系列を、ハイフン以降の3桁のうち上2桁で編成番号、下1桁で編成内の順位を表す
とありますが、Wikipediaの定義では、下1桁は明確ではありません。実際に見ますと、700-00系の編成は、
70-010+70-011+70-012+70-013+70-014+70-015+70-016+70-017+70-018+70-019
70-020+70-021+70-022+70-023+70-024+70-025+70-026+70-027+70-028+70-029

となります。我が意図を明確にするために、色を付けると、
70-010+70-011+70-012+70-013+70-014+70-015+70-016+70-017+70-018+70-019
となります(チラチラと見難くてすみません)。
このため、編成端に来る車両には、下1桁(編成中における順位番号)に、「0」と「9」と言う番号が表れる、と言う珍しい現象が見られます。
「1から始まる」十進法では、上記東武9000系のように、「1」と「0」
尚、添付画像には、70-010のみならず70-019も掲げましたが、奥にピントが合っていたようで、情けない写真で申し訳ございません。
 
編成端が0と9と言うのは、なんだか面白い番号付与方法のような気がしますが、
それは、趣味人が言うべきことではなく、
番号付与方法は、所有者の自由で(法的規制は無いと思われます)、この番号付与方法の方が使い勝手が良いのでしょう。
 
そんな70-000系のトップナンバーは、向こうから勝手に転がり込んで来ました。
2008年04月の或る日、池袋駅3・4番線ホーム(大宮方面ホーム)で、山手貨物を待っていたところ、
なんと来たのが70-010。労せずして出会ってしまいました。
簡単に撮れた、と言うのは、それで良いのですが、追跡劇が無いと、どうも達成感がありません。
いや、贅沢を言ってはいけません。結局見られないまま廃車となってしまうこともあるのですから。
そんな贅沢を言っている自分を気付かせてくれた、編成端において0と9が見られる珍しい70-000系のトップナンバーでした。

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