このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

老いて27000様のトップナンバーコレクション
撮影・文とも老いて27000様 無断複製厳禁
 
第35回目 東武6050系電車編
東武6050系
 
東武6050系は、2ドアクロスシート車で、関東のJRでは既に見られなくなった急行形車両。
ドアデッキが無いとはいえ、国鉄153系、165系等を彷彿させるものであり、
折り畳み式簡易テーブルがあることを考慮すると、155系等をも彷彿させるもの。
しかも、東武日光や今市等では駅弁も売っています。駅弁を入手の上、是非とも乗ってみたい車両です。
 
6050系車両は、東武の車両のみならず、野岩鉄道、会津鉄道の車両もありますが、
運用は、東武か野岩/会津かの区別無く行われているようですので、ここでは、まとめてしまいましょう。
6050系と言うものの、6050や6051と言うナンバーは無く、下記のような番号。
全て2両編成で、計33編成があり、浅草側より
6151+6251
6152+6252
……
6172+6272
6173+6273
……
6179+6279
61101+62101
61102+62102
61103+62103
61201+62201

となっており、これらユニットを適宜連結し、4両編成や6両編成としています。
このうち、6172+6272までが、6000系からの改造、6173+6273以降が新造であり、
61101〜が野岩鉄道、61201〜が会津鉄道の車籍となっています。
6150は「モハ」ですが、運転席があり、国鉄式に言えば「クモハ」となるでしょう。パンタ付き。
一方、6250は「クハ」です。
 
さて、その東武6050系のトップナンバーですが、上記のように整理して編成を記すと、6151+6152がトップと簡単にお分かりになるでしょう。
しかし、書籍も読まず、単に車両を見ているだけでは、何がなんだか分かりませんでした。
特に、61101等は、最初何のことだか分からず、迷いました。「6050系ではなく、60000系?」と考えてしまった位です。
 
6050系の番号付与方法(ナンバリング)は、以下のようになっているものと思われます。
(A)1番目のナンバーは、系列番号(6050系の場合「6」)、
(B)2番目のナンバーは、編成中における位置(浅草側より、1、2と付番)、
(C)3番目以降で個別番号。
  但し、個別番号が、形式を表すこともある(6000系と6050系、10000系と10030系等をお考え下さい)。
 
通し番号方式のナンバリングであって、数が増えて別の形式と重なってしまう両数となってしまった場合、どのようにするのか? 
即ち、6151から始めた場合、50両目は6200とするのではなく(モハは6100番代であり、6200番代はクハ)、どのようにするのか?
その対処として、私の頭に浮かんだのは、国鉄(鉄道省)の9600形蒸気機関車です。
9600形のナンバーは9600から始まりますが、順次番号を付与していきますと、101両目は9700となってしまい、
既に9700と言う形式があったことより、101両目は、冒頭に「1」を付して「19600」として対処しました。
この番号付与方法が我がカタい頭に入り込んでしまっており、61101等は全く理解できませんでした。
61101は、6150形の101号車(個別番号)で、
最初の2つのナンバー「61」に加えて、その後ろに個別番号「101」を付与したものと理解することで、やっと分かりました。
こうやって理解した後に考えてみれば、冒頭に「1」を持ってきてしまうと言う国鉄(鉄道省)のナンバリングの方が特殊でしょう。
尚、実際には、一形式で50両以上が製造された訳ではなく、野岩鉄道の車両を100番代、会津鉄道の車両を200番代としたものと思われます。
 
さて、6050系の場合、6151+6251がトップ編成です。
6151のみをトップナンバーと考えても良いですし、6151と6251との双方がトップナンバーと考えても良いでしょう。
通常の私の考え方だと、6151のみと考えそうですが、双方をトップナンバーとしてしまいました。
まぁ、極めていい加減な趣味の世界です(^_^;;;;
 
その6050系のトップナンバーとの出会いについて。
6050系は、日光や会津高原鉄道にまで走りますし、浅草周辺では1時間に1本の割合ですので、
トップナンバーなど真剣に追っかけても、なかなか出会わないのではないか、と思っておりました。
しかし、「果報は寝て待て」と言いますし、「求めよ、されば与えられん」とも言いますね。
トップナンバーに出会うなど、運しかありませんので、通えばその内に出会える、と楽観的に考えた方が良いようです。
勿論、トップナンバーが存在し、そこに来るであろう可能性の事前調査は必要ですが(その意味では「人事を尽くして天命を待つ」ですね)。
 
何度か北千住や浅草に通っておりましたら、2008年04月の或る日、北千住駅で偶然出会うことができました。
上りの快速電車で、直ぐに発車してしまいますので、乗車。
平日夜の上りと言うことで、ガラガラ。昔の急行電車みたいでした。
車内を撮影したり、好きな場所に座ったりしている内に浅草に到着。暫しホームに停車しておりましたので、その間に撮影することができました。
 
添付画像よりお分かりのように、車体には、6151、6251と数字しか示されておりませんが、
客室内の妻面上部にあるプレートには、モハ6151、クハ6251と種別(クハ、モハ)も記されています。
また、車体には6151と言う数字と共に、東武の社章がありますが、61101〜61103には野岩鉄道、61201には会津鉄道の社章が示されています。
 
以上、待っていたら向こうから勝手にきたトップナンバーのお話しでした。

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください