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老いて27000様のトップナンバーコレクション
撮影・文とも老いて27000様 無断複製厳禁
 
第35回目 西武301系/3000系電車編
西武301系/3000系
 
今回は、同じ西武鉄道の湘南フェース、3扉車と言う共通点に鑑み、301系と3000系とをまとめてご紹介してしまいましょう。
 
西武の301系と言うのは、私にはどうも良く分からない系列です。
『鉄道ピクトリアル臨時増刊号No. 716』2002年04月号【特集】西武鉄道を参照しますと、
同書では確かに301系として紹介しています。
しかし、301系は、「101系の11次車」 として紹介されており、実際、同書第244頁でも
301系は101N系の増備として誕生しており、性能は同一であり、運用も共通化されている。
と紹介されています。(注:「101N系」とは「新101系」のことで、それまでの101系に対して運転台が高くなり、前面デザインが変更。)
「それでは、101系と同じではないのか?」 との疑問が生じますが、同頁では引き続いて
「当初の設計過程においては、301系は101系の性能を持ちながら701系と連結できる車両ということであったが、この考え方は10次車253Fによって実現し、その後新宿線に配属された101系が改造されている。
と言うことで、当初は101系とは区別して設計されたものの、できた時点では101系との差異が(一部とはいえ)無くなってしまったようです。
 
そんな良く分からない301系ですが、そのナンバリングも複雑。
当時の西武のナンバリングは、電動車が3桁、モーター無し車が冒頭に1を付した4桁とした方法で、
モハ301、クハ1301などと言うようになっています。
しかし、301系の場合、それだけでは対処できなくなったようで、ハイフンを使ってナンバーを付与しています。
但し、ハイフンを使用したのは301系が初めてではなく、101系でも、モハ201、モハ101-201などと言うのが存在したようで、
伝統的なナンバリングでは既に対処できなくなっていたようです。
301系のナンバーは下記のよう。
 
クハ1301+モハ301+モハ302+サハ1301-1 +サハ1301-2 +モハ301-1 +モハ301-2 +クハ1302
クハ1303+モハ303+モハ304+サハ1301-3 +サハ1301-4 +モハ301-3 +モハ301-4 +クハ1304
クハ1305+モハ305+モハ306+サハ1301-5 +サハ1301-6 +モハ301-5 +モハ301-6 +クハ1306
………………………
クハ1313+モハ313+モハ314+サハ1301-13+サハ1301-14+モハ301-13+モハ301-14+クハ1314
 
どれがトップナンバーなんでしょう?
モハ301とクハ1301と考えましたが、サハも欲しいのでサハ1301-1。
サハを入れると、ハイフンが入るので、なんとなくモハ301-1も入れたくなってくる…(^_^;
我が好みで勝手に、モハ301、クハ1301、サハ1301-1、モハ301-1の4両を挙げてみましたが、
前記鉄道ピクトリアル第191頁によれば、形式としてはモハ301、クハ1301、サハ1301の3形式のようですので、
モハ301、クハ1301、サハ1301-1の3両とした方が良かったようです。
尚、私の推測ですが、クハもサハも従来からのナンバリングに基づけば、1301、1302…となってしまうので、
サハに関しては、1301-1、1301-2…と、全ての車両にハイフンを用いてクハと区別したのではないのでしょうか。
 
一方、3000系。製造初年は1983(昭和58)年で、今更湘南フェース?と言う感がありますし、
4扉の2000系が1977(昭和52)年に既に製造されているのに、今更3扉?と言う感。
前記鉄道ピクトリアル第250頁には「基本的には101系の車体に2000系の下回りを組み合わせるという単純な図式となる」とあり、
そう言われると、なんとなく101系と同じような車体にしたのかな?と思いました。
3扉の疑問も、同頁の「飯能以遠に勾配区間を抱えた池袋線においては3扉車で運用が組まれ」と言う記載より、「飯能以遠を考慮したのかな?」と思います。
 
301系の正面には表示されていないものの、3000系の正面にはナンバーが表示されているので直ぐに判別できますが、
最初の頃は、ナンバー以外、301系(101N系)と3000系との判別が付きませんでした。
鼻筋が通っているか否かと言う大きな違いがありますので、今では判別することができます。
尚、サイドは、単独窓かユニット構造か、と大きく異なります。
 
3000系の編成は以下のようになっています。
 
クハ3001+モハ3101+モハ3102+モハ3201+モハ3202+モハ3301+モハ3302+クハ3002
クハ3003+モハ3103+モハ3104+モハ3203+モハ3204+モハ3303+モハ3304+クハ3004
………………………
クハ3017+モハ3117+モハ3118+モハ3217+モハ3218+モハ3317+モハ3318+クハ3018
 
前記鉄道ピクトリアル第196頁によれば、形式はモハ3101とクハ3001との2形式だけのようですので、
トップナンバーは、クハ3001とモハ3101でしょうか?
 
私は毎日西武池袋線を利用しておりますので、これらのトップナンバーの撮影は、苦労することもなく、なんとなく集まりました。
以上、車両のことは全く詳しくないのに、なんだか理屈っぽい文章となってしまい、大変失礼致しました。

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