　ある沼で、コバルトブルーの帯が夕陽に輝らされ目の前を飛び去った。メタリックな翡翠色が眩しい程に印象的で、後日カワセミであることを知った。以来、自宅前を流れる小河川でカワセミと再会し、その美しさに魅せられ平成元年から撮影に明け暮れていた。生息域は一級河川で、生活排水が流れ込む都市化の中で、主食である魚影もあり閑静な住宅と畑が点在している一角である。