このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


→ 2007.11 November
使用カメラ:PENTAX Optio S5i (コンパクト・デジカメ)

千手ヶ浜バス停付近の楓は見事に色付き紅葉最盛期を迎えていた

第二駐車場より西側尾根の紅葉

第一駐車場斜面の紅葉

柳沢川の緩やかな流れに楓の紅葉は陽光を浴びていた

2007.10October 
神無月(かんなづき)
ヒメマスの稚魚の大群が波打ち際の陽だまりに群がっていた

西ノ湖は中禅寺湖の西岸、千手ガ浜の奥に位置する小規模な湖で、かつては中禅寺湖の一部であった。自然の音しか聞こえない、静寂で神秘的なところが魅力である。周辺の林は、ヤチダモ、ハルニレが多く鹿が生息している。降水によって湖の面積に大きな変化があり、ときには林の一部まで水に浸かることもある。
 

西 ノ 湖

奥日光の秋
今年の紅葉は平年と比較して、約一週間から10日程遅れているようである。地球温暖化の影響か、夏から秋への寒暖の差が緩やかだったのが原因か定かでないが、いまひとつ錦秋と言うには欠ける色付きであり、一部のもみじや楓、漆などの赤や黄色系の紅葉は鮮やかであったが、全般的に緑の葉の周辺から枯れ始めているものがかなり目立った。10月も半ばを過ぎれば平年だと中禅寺湖やイロハ坂の山肌は紅葉が盛りであるが、山肌は全体的にくすんだ緑が多くこのまま紅葉は終盤となり初冬を迎えてしまうのだろうか。

小田代ヶ原の中央奥にひっそりと佇む「貴婦人」の愛称で親しまれている白樺の大木
霧が彷徨するとその姿を浮かび上がらせ凛とした雰囲気に包まれる。

小田代ヶ原展望台左奥の樹林

小田代ヶ原展望台右側の白樺林

静寂の西ノ湖

半月山へは立木観音から中禅寺湖スカイライン(無料)を通行し頂上の展望台へ。、男体山を目の前に日光連山や中禅寺湖を一望できる。

半月山

千手ヶ浜は中禅寺湖の西岸に位置し、その更に奥には西ノ湖がある。6月中旬頃には九輪草の愛しい素晴らしい群生が有名である。

千手ヶ浜

小田代ヶ原は標高約1400メートルで、地球温暖化や人為的な影響により湿原から草原へと現在進行形である。台風などの豪雨により原の中央部分には年数回「幻の小田代ヶ原湖」が出現する。湿原中央奥に聳え立つ白樺の大木は「貴婦人」と呼ばれ、訪れるカメラマンの絶好の被写体となって親しまれており、霧が彷徨する湿原は幻想的で静寂な風景を思う存分楽しませてくれる。

第一駐車場展望台より八丁出島を望む

第一駐車場展望台より中禅寺湖を望む


平成19年10月20日

初めて撮影に訪れた昭和58年頃はまだ未舗装で、当時は小田代ヶ原には撮影に訪れるカメラマンくらいしか見受けられなかった。早朝は震える程冷え込みが厳しかったことを記憶くしているが、10月中旬を過ぎているにもかかわらず冷え込みが緩い。 地球温暖化の影響によるものか周辺や草紅葉の色付きがいまひとつ鮮やかさに欠けていた。

小田代ヶ原・西ノ湖・千手ヶ浜方面は自然保護の観点から平成4年から一般車両の通行が禁止され、代替輸送として低公害バスが運行されている。


小田代ヶ原

西ノ湖畔は無風で紅葉風景を水面に投影していた

ツキヨタケ

暗雲の中田代の昼さがり

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