このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

使用カメラ:CANON EOS1Ds MarkⅡ

 青鬼の田園風景からの残雪の白馬連山を一度見てみたかった。 梅雨時期の最中、晴天に恵まれ冷んやりとした朝の空気に包まれる静寂の中、アカショウビンのキョロロロローと尻下がりの低い鳴き声が聞こえてきた。 撮影を終え、少し下ると青鬼集落の中程で御当地・栂池限定の 「雪どけサイダー」 の販売所があり、お土産に10本購入。 甘さスッキリ、喉越し爽やかで、朝食後、雪どけサイダーを飲みながら一路、小谷村・鎌池へと移動。 
→ 2011.7 July
2011.6 June
水無月(みなづき)
沼山峠より霞む尾瀬沼
大江川

平成23年6月4日


ミズバショウ

長野県北安曇郡白馬村青鬼地区

蒲生棚田・星峠棚田
青鬼の田園
関田峠・ブナ
大厳寺高原
上越線 C6120

長野県北安曇郡小谷村   平成23年6月4日

長野県飯山市  平成23年6月4日

美人林(キョロロの森)
新潟県十日町市天水越(旧:松之山町)  平成23年6月5日
新潟県十日町市(旧:松之山町)  平成23年6月4日
新潟県十日町市(旧:松代町)  平成23年6月4日 
群馬県水上町・渋川市  平成23年6月5日

 鎌池周辺は雪融けが進みブナの若葉が眩しく輝いていた。 池を周遊していると所々まだ残雪が多く残っている場所もあり、豪雪地域を感じさせる。 風もなく水面は鏡のように静寂な萌える春景色を投影させていた。 ロケハンを済ませ、小谷温泉に立ち寄る。露天風呂は道路脇のブナの若葉が茂る林の中にある。 開放的で情緒があり、森林浴をしながらの贅沢な時間をゆっくり温泉に浸かり心身を癒す。

 小谷温泉から妙高高原へ移動する筈だったが、残雪のため林道は7月中旬頃まで通行止め。 一旦長野へ引き返し、長野善光寺は訪れたことがないので参拝に立ち寄り、R117千曲川沿いを進み、長野と新潟の県境にある関田峠に向う。 程よく融雪したブナ林には陽射しが差し込み、芽吹きから柔らかい若葉が伸びていた。 地形や方位などを確認してロケハンを終え、関田峠からは日本海が望めるが、残念ながら霞がかかり見ることができなかった。 また、関田峠県道95号線沿いにはタムシバの群生が数多くあり花盛りであった。
 何度か訪れている場所であるが、中々イメージにあった条件にはならないものである。 濃いガスに包まれ日の出時刻は過ぎていたが太陽は顔を出さない。 だいぶ時間が経過したころ高い位置に真っ赤な太陽がやっと雲の陰に見え始めた。 一期一会のドラマチックの光景には巡り合えず期待外れに終わってしまったが、ガスのかかる柔らかい初夏の棚田も静寂で好きだ! 朝食(自炊)を済ませてから初夏の棚田のロケハンを兼ねて儀明と星峠の棚田とそ周辺のロケーションを探訪した。
蒲生・儀明・星峠棚田
 大厳寺高原は天水山の中腹、標高700メートルに位置し、ブナ林が広がり、野鳥の宝庫でもある。 途中の林道では藤の花があちこちに咲いており、その美しさとスケールの大きさに感動する。 以前、大厳寺高原バードガーデンに宿泊した時があり、夕食の山菜尽くしの料理と米が絶品であったことを思い出す。 その時はまだ残雪が深くブナ林へは断念した。 大厳寺高原にはブナの奇樹が沢山あると聞いていた。 到着してからロケハンして直ぐに大木の奇樹を発見することができた。 驚いたことに大木のブナの根元周辺には数万?のブナの実生がびっしりと生えていた。近寄るのを避け、望遠で奇樹を狙ってみた。

 大厳寺高原に移動する際に、青鬼で聞いたアカショウビンを思い出して美人林に立ち寄ってみた。 アカショウビンは東南アジア方面から渡りとして初夏の日本で繁殖する。 美人林には観光客等が大勢いるにもかかわらず、すぐ近くでアカショウビンの鳴き声が聞こえた。人の姿や声に慣れているようであるが、さすがに姿は見せない。 番でいるようで2ヶ所から鳴き声が数回確認出来た。 キョロロロローと尻下がりに鳴く声はどこか寂しげであり、ブナ林に響いていた。 来年は長望遠レンズを持参し一日粘ってみようかと・・・



 このところ風景撮影の合間のお遊びとして、SLの撮影に足を運ぶことが多くなった。 C6120号機は、群馬県伊勢崎市の華蔵寺公園遊園地に静態保存されていた蒸気機関車で、JP東日本旅客鉄道大宮総合車両センターで修復され、38年振りに息を吹き込み試運転を繰り返して、6月4日から毎週末上越線高崎〜水上間で運行されることになった。 情報によると信越線高崎〜横川間の運行予定も?  ,

蒲生

蒲生

星峠

星峠

儀明

峠の茶屋付近

下り 上牧〜水上

上り 敷島〜渋川

満開のタムシバが風に揺れて..

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