▲ビルマ・タキレクの少女、1998年4月撮影。 久しぶりにミャンマーに行きたいなあ。と思ってモーチットで夜半にバス(当然、999だ)に乗ったら翌朝にはメーサイに到着していた。メーサイはタイ最北の街で、ミャンマーと国境の小川メーサイで区切られた南岸である。いや、本当は軍の放出品(横流し品)のカバンを会に行ったんだ。
1996年に初めてこの街に来た時は・・・泊まった宿のオヤジの一人娘が日本人旅行者に拐かされた直後で、とても扱いが悪かったのを覚えている。なお、その事実を知ったのは翌年のミャンマー・ヤンゴンでビルキチさんと出会った時、であるから仕方ないよなあ。
ともかく、早々に宿を取ってミャンマー側に突撃だ。で、北側奥地の丘に登ったり、密輸の現場を眺めたり、最後に消耗の品を買い求めた。で、出国前に喉が渇いたので「コーラでも」と思って入った雑貨屋で出会ったのがこの少女。お利口さんで20バーツ紙幣を払うとバーツ硬貨でお釣りをくれた。
これもまたまたニコンF50+AFニッコール35-80mF4.5-5.6という激安コンビで撮影している。でもフィルムは富士ベルビアISO50。在庫調整の関係でそういう事に。金はないがヒマはある、という時期を支えてくれたカメラなのでいろんな局面で活躍してくれたなあ。
何で撮ったかと言うと・・・タイで出会った友人の娘さんがこの子とそっくりだったら。バンコクに戻った後で早速、本人に写真を見せると「撮られた覚えのない写真」と言って混乱していた。あまりにも似ていて自分の写真を誤認したのだ。
この世界に自分とソックリの人間が3人はいる、とう話。
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